【20%ルール克服事例】Facebook広告に動画を使ったらCPAが50%になった

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唐突ですが、Facebook広告って、いいですよね。

ターゲットの属性はある程度絞れるし、ものすごくCPA安く抑えられるし。何より最低数百円からスタート ⇒ マーケットの反応を見るとかってフィジビリな使い方ができるので、僕も色んなシーンですごく重宝しています。

確かに便利!なんだけどテキスト20%ルールがしんどすぎる

便利で使い勝手のいいFB広告なんですが、実はいざ運用してみると結構ツライ部分もあったりします。

画像内に含むテキストは20%以内にしなさい!グリッドツールで確認しながらがんばってね!とかその辺ですね。(via: FB広告レギュレーション

20%って…ほとんど読めないじゃん!画像だけでそんなインパクト出せないって!と、嘆いたことのあるデジマ担当な方も多いんじゃないかなと。

というわけで動画広告を(かなり雑に)試してみた

というわけで、Ledgeでも実際に動画でのFacebook広告出稿トライしてみました。

もちろんいきなりイチからの動画制作なんてやる暇もお金も無いので

  • fotoliaで1000円くらいの適当なイメージ動画買って
  • 動画編集はよく分からないのでロゴだけペッと載せて
  • 従来の『画像+テキスト』と併用して試しに運用してみた

と、こんな感じでライトにスタート。

ぶっちゃけ『動画のほうが多少CPAがよくなるとかしないかなー』くらいの期待値で、本当に1時間くらいの手間でサクッと作成してみた感じです。

実際に出してみた動画広告はこんな感じ

実際にはこれが、Facebookのタイムライン上に100文字くらいの広告文とセットで流れていた。というわけですね。

どちらの動画も買い切り1,000円前後のお手軽価格でした。

ちなみに同時に出していた静止画広告はこんな感じ

テキスト20%ルールに必死で抵抗しようとしていますが、なんというか、並べるまでもなく目を引く要素が薄く、どう見ても動画に勝てていません。

1週間程度運用してみた結果CPAにかなりの差が

はい。ご覧のとおりでございました。

  • 静止画広告の平均CPA = ¥213
  • 動画画の平均CPA = ¥139(約45%も安い!?)

※ともにFBページへの1いいね獲得をCVとして設定

Facebook側で自動的に『より成果率の高いものを優先的に出す』という処理が入ってしまうため、単純な比較がなかなか難しいんですが、CPAで見るとその差は歴然。

わずか1000円ちょい + 1時間程度の手間で作成された動画で、これまで四苦八苦していたバナー広告を大きく引き離す結果に。

単純にSNSのタイムライン上で目に留まりやすいってのもあるんでしょうが、この結果を見るに多少優遇もされてるんでしょうね。動画広告って。(金額に対してのインプが2割くらい高いんです)

動画広告はもはや『制作が面倒なモノ』でもない…かも知れない

実際、ちょっと探してみるだけで先述の『fotolia(600円~1200円くらいで買える)』はじめ、『Mazwai』や『Pexels Videos』『orangeHD』などなど。

商用OKで無料、あるいは有償といっても数百円~千円ちょいでいい感じの素材をサクッと用意できるストックムービー配布サイトも増えてきました。

>>Mazwai

>>Pixel Videos

>>Orange HD

※ちなみに上記の動画は『Mazwai』から。これも無料。

誰もが『動画広告アツい』と情報では知っているものの、意外とまだ静止画で広告打っているってのが現状だと思うんですが、20%ルールに苦しみながら細かくチューニングを繰り替えす…ってのも、なんかもう古いやり方なのかな?なんて感じちゃいました。

効果の出やすい動画広告作成のコツは?

ちなみに先日おじゃましたTwitter社のセミナーでも、動画広告いいよ!的なことは言ってましたが、その時にコツとして書かれていたのは以下の要素。

  • 冒頭3秒でロゴや人物を出し、言いたいことは早めに言ってしまったほうがいい
  • 基本は無音でもわかるよう作ること。時間は長くても40秒程度に
  • カットは引きすぎると何がなんだか分からない。適度に「寄り」を利用すること

だ、そうで。

ぶっちゃけこの程度のコツなら、それこそ『最初っから数秒で、人物が写っていて、無音で、寄りカットのフリー素材』を買うなりDLするなりしてきてロゴを合成!で、作業時間わずか数分。割とすぐにCPAを大幅改善する広告を作成できちゃうってことかと。

もちろん、商材や提供するコンテンツのタイプ、ターゲットとなるユーザー属性によってはこの限りではないでしょうが、それにしたってiPhoneでささっと動画を撮ってしまえば手間はそう重くないはず。

まずはフィジビリ!と割りきって、ライトにでもなんでも動画に手を出す ⇒ 上手く言ったらちゃんと予算取ってプロと作る。なんてフローも、これからのデジタルマーケには(担当一人ひとりが持つレベルで)必要なのかもしれないですね。