手を正しく洗えているか、AIが判定 飲食店や医療現場等で活用へ

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画像出典:Pixabay

新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、これまで以上にマメな手洗い・うがいを心掛けている人は少なくないだろう。だが、その手洗いは正しい方法なのだろうか。

そんななか、AIを搭載したカメラで、手を正しく洗えているか判定する技術が開発された。

株式会社コンテックは7月9日、AI技術を活用して3Dカメラからのリアルタイム映像情報から正しい手洗い動作かどうかを判定する技術を開発したと発表した。

>> プレスリリース

厚生労働省が推奨する手の洗い方に沿っているかAIが判定

コンテックが開発した技術は、厚生労働省が推奨する「正しい手の洗い方 6ステップ」における各洗浄ステップが正しい動作で必要時間洗浄されたかどうかを判定する。プレスリリースによれば、判定精度は95%以上とのことだ。また、同社の技術は、消毒液やハンドソープを付けての手洗いや、流水状態での手洗いなど、通常の画像処理では難しい状態でも正確に認識して判定できるのも特徴のひとつ。

コンテックの手洗い判定技術は、飲食店や食品工場、医療現場などでの活用が広まりそうだ。プレスリリースでも、手洗いの実施漏れ防止や監視院の工数削減に貢献できると述べられている。

そしてコンテックは、実証実験に協力してくれるパートナーを現在募集中だ。いくつかの導入シナリオでの実証実験となっているが、ソフトウェアやAIエッジコンピュータなどの機器、管理用パソコンなど、必要なシステム構成について幅広く支援するとのことだ。実証実験には、学校教育における手洗い手順の学習ツールや、顔認識カメラとの併用による手洗いをした人の識別システムなども用意されている。

プレスリリースによれば、厨房や工場内の手洗い設備を厚生労働省が推奨する「正しい手の洗い方 6ステップ」の衛生管理設備にアップグレードできるとのこと

ちなみに、厚生労働省が公表している「正しい手の洗い方」によれば、外出先からの帰宅時はもちろん、調理の前後や食事前などこまめに洗うことが推奨されている。AIを活用して正しい手洗いを実践するのはもちろんだが、個々人もしっかりと正しい方法を知っておくべきだろう。

>> プレスリリース
>> 厚生労働省 手洗いポスター

正しいフォームかどうかAIが判定 ゴルフのスイングで活用

正しい姿勢やフォームなのかどうか、手洗い同様にAIを活用した取り組みがある。

株式会社NTTドコモは2020年3月25日、スマートフォンで撮影したゴルフスイングの動画をスポーツ映像解析AIが診断するアプリ「GOLFAI(ゴルファイ)」を提供開始した。価格は無料。

GOLFAIは、スマートフォンで撮影したスイング動画をAIが診断するアプリだ。ユーザーがアップロードしたゴルフのスイング動画をAIが解析し、スイングの弱点やスイングタイプを診断する。その診断結果をふまえ、パーソナライズされた修正ポイントと、レッスン動画による練習方法を提案する。

GOLFAIの監修にはツアープロコーチ・阿河徹氏が携わっている。同アプリにおいては、同氏のスイング理論とコーチング経験を生かし、誰もが手軽にゴルフを上達できる仕組みを実現した、とプレスリリースでは述べられている。