日本データサイエンス研究所、第三者割当増資を実施。累計4.8億円に到達──週間AI業界資金調達ニュース

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Ledge.aiでは、AI業界の資金調達ニュースを毎週金曜日にお届けする。11月4日〜11月8日のニュースは以下の通り。

先週の記事はこちらから。

日本データサイエンス研究所、第三者割当増資を実施。累計4.8億円に到達

調達額
約4,000万


調達先
Deep30投資事業有限責任組合

日本データサイエンス研究所は、日本産業のアップグレードを目指しているという東大発のAI企業である。

  • 物流最適化
  • 需要予測
  • 教育

など、幅広い分野で

  • アルゴリズムモジュールの開発
  • ライセンス提供事業
  • ITシステムの開発と運用事業
  • データサイエンスに関する顧問・コンサルティング事業

を行っている。

今回の増資について、代表取締役社長の加藤エルテス聡志氏は以下のように述べている。

「JDSCにとって今回の増資は単なる資本拡充にとどまらない、より大きな意味を持ちます。JDSCは大学の知を社会に還元することで、産業の生産性を高める活動を行っています。これを契機に、東京大学の各研究室との連携や共同研究をより加速してまいりたいと思います。また、人材交流という観点でも、現在、東京大学の各研究室から大学院生をインターン生として受け入れることや、社員の大学院入学(修士・博士取得)を推進しているため、より一層の人材交流を図りたいと思います」

また、今年7月にも

  • 学校法人駿河台学園
  • 株式会社トーハン

などを引受先とする第三者割当増資により、約1.4億円の資金調達を行っており、今回の資金調達で累計4.8億円となった。

ロボアドバイザー「WealthNavi」を提供するウェルスナビ、約41億円の資金調達を実施

調達額
約41億円
(2015年4月の創業からの資金調達額は総額約148億円)


調達先
SFV・GB投資事業有限責任組合
東京大学協創プラットフォーム開発
ジャパン・コインベスト
DBJキャピタル
オプトベンチャーズ
千葉道場ファンド
SMBCベンチャーキャピタル
りそなキャピタル
価値共創ベンチャー2号有限責任事業組合
みずほキャピタル

WealthNaviは、従業員の約半数がエンジニア・デザイナーなどのクリエイターという「ものづくりする金融機関」であることを特徴とし、誰でも利用しやすいサービスづくりを心がけているという。

WealthNavi」はノーベル賞受賞者が提唱した理論に基づいた「長期・積立・分散」の資産運用を全自動で行うサービスで、高度な知識や手間なしに国際分散投資を行うことができる。2016年7月の正式リリースから約3年3カ月で申込件数24万口座、預かり資産1,800億円を達成している。

関連記事:2億件以上のデータから顧客心理を分析――ウェルスナビがAIによる資産アドバイス機能をリリース

【ロボアドバイザー「WealthNavi」の主な特長】

  1. すべておまかせの資産運用
  2. ノーベル賞受賞者が提唱した理論などに基づいた世界の富裕層や機関投資家が利用する資産運用アルゴリズムや、最先端の機能で、高度な知識や手間なしに、自動で国際分散投資を行う。

  3. 中長期的に安定的に資産を形成していきたい働く世代へのサービス
  4. ロボアドバイザーが最適ポートフォリオを作成、心理的な壁に邪魔されることなく適切な資産配分の維持や、為替などのリスクの分散を図る積立投資の継続など合理的な投資行動を実現。

  5. 高い機能で効果的・効率的な資産運用をサポート
  6. 中核となる技術について特許を取得している「リバランス機能付き自動積立」や「自動税金最適化(DeTAX)」機能が、お客様の効率的・効果的な資産運用をサポート。

  7. 明瞭な手数料、資産運用アルゴリズムもホワイトペーパーで公開
  8. 手数料は預かり資産の評価額に対し1%(現金部分を除く、年率、消費税別※)のみ。また、資産運用アルゴリズムをホワイトぺーパーで公開しており、ホームページ上で閲覧可能。