Ledge.aiでは、AI業界の資金調達ニュースを毎週金曜日にお届けする。10月7日〜10月11日のニュースは以下の通り。
先週の記事はこちらから。
ファッションAIのニューロープ、第三者割当増資により1億円調達。需要予測やトレンド分析のSaaS開発に先行投資
1億円
調達先
大和ベンチャー1号投資事業有限責任組合 無限責任組合員 大和企業投資
ディノス・セシール
中京テレビ放送
Reality Accelerator1号投資事業有限責任組合 Reality Accelerator有限責任事業組合
在庫が経営を圧迫する「デッドストック問題」は、長らくファッション業界最大の課題の1つだった。それに対しニューロープは、人とAIが有機的に手を結ぶことによって、売れる商品はしっかりと売りながら、売れにくい商品も適正量を作って必要とする人に届けて売り切り、ブランドが次のクリエイションを育むための原資を生み出せると考えているという。
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業界の価値を生かしたまま課題を解決するため、今回調達した1億円を先行投資し、またディノス・セシール社との協業を通して、需要予測やトレンド分析などの領域で仮説検証をスピーディに進めていくという。
フューチャースタンダードが東京理科大学ベンチャーファンド「TUSIC投資事業有限責任組合」から1.65億円を調達
1.65億円
調達先
東京理科大学イノベーション・キャピタル等を引受先とした第三者割当増資
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今回の資金調達を通じ、映像解析AIの導入をサポートするコンサルタント人材とプラットフォーム開発に向けた人材の拡充を行い、映像解析AIサービスの立ち上げ・展開を支援する体制を強化していくという。
映像処理技術の専門企業NSENSE、3億円規模の調達
約3億円
調達先
シンガポールのVC
また、エンセンスはAIとIoT時代の「目」に該当する認識技術を追求し、人の顔と動きを認識・認証するソリューション「PTAS(ピタス)」、空間認識エンジン「NVIS(エンビス)」と画像・映像認識ソリューション「ARme(アルミ)」を提供している。
今回の投資は以下の理由で映像認識技術力を基にしたエンセンスの成長可能性が高く評価されたという。
- 映像認識技術の活用度が高い人工知能(AI)とディープラーニング技術の発展によるリアルタイム映像分析(Video Analytics)技術向上
- 知能型CCTVを活用した選別管制市場の拡大
- 5Gの商用化にAR/VR(仮想拡張現実)産業を含めさまざまな産業群の拡大
投資資金については、映像認識技術競争力強化のため専門人材の拡大、及び技術施設へ積極的に活用するという。
Adansons、MAKOTOキャピタルより資金調達を実施
非公開
調達先
MAKOTOキャピタルSalesforce Ventures