日本データサイエンス研究所、創業1年で累計調達額4.4億円──週間AI業界資金調達ニュース

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Ledge.aiでは、AI業界の資金調達ニュースを毎週金曜日にお届けする。7月15日〜19日のニュースは以下の通り。

日本データサイエンス研究所、駿河台学園とトーハンから第三者割当増資を実施

調達額
1.4億円


調達先
学校法人駿河台学園
株式会社トーハン

日本データサイエンス研究所(JDSC)は教育、物流最適化や需要予測など、幅広い分野で、アルゴリズムモジュールの開発やライセンス提供事業、ITシステムの開発と運用事業、データサイエンスに関するコンサルティング事業を行っている。今回の調達で、創業1年の累計資金調達額が約4.4億円となった。

学校法人駿河台学園は、JSDCとの協業によって、

  • AI教材
  • 学習促進・管理システム
  • 校舎業務ICT化

などの分野で成果を上げ、相利発展していくことを期待しているという。

出版社と書店様とをつなぐ出版取次であるトーハンは、マーケットインの思想を取り入れた新たな出版流通の創出を目指している。その重要なピースである返本率の改善にあたり、同社の経験とJDSCのAIの力と掛け合わせた取り組みに可能性と感じるとしている。

エクサウィザーズがパーソルグループと資本業務提携

調達額
15.8億円


調達先
PERSOL INNOVATION FUND合同会社を通じた既存株主を含む計6社

エクサウィザーズはAIを利活用したサービス開発による産業革新と社会課題の解決を行なっている。

今後、パーソルグループの既存サービスにおいて、AI活用によるデジタル化の加速を推進する。パーソルグループが持つ人事、人材領域での知見やデータと、同社が展開するAIを活用したクラウド型の人事支援サービス「HR君」との連携により、カバーする業務領域をさらに拡大する。

多様な人事業務にAIをフル活用することで、人事部門や現場の生産性を向上させ、新たな価値を提供できるよう連携を深めることが狙いだ。

  • 企業内人事データの解析をもとに最適な採用候補者をリコメンドする「採用マッチングサービス」
  • 従業員のコンディションを常にベストな状態に維持するための「メンタルヘルスマネジメントサービス」や「Employee Experience (EX)サービス」
  • 人事BPOと連携し人事担当者の付加価値を向上する「AIによる人事業務高度化ソリューション」

の3つのテーマを中心に、事業化の実現性やそのポテンシャルを研究・検討していくという。