JR西日本、ナイフを振り回す行動を検知するAI開発 駅構内での導入検討へ

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画像は写真ACより

8月6日に起きた小田急電鉄の小田原線車内で発生した無差別刺傷事件「小田急線刺傷事件」、10月31日に起きた京王電鉄の京王線特急列車車内で発生した殺人未遂事件「京王線放火刺傷事件」など、電車内での悲惨な事件が日本中の人々に大きなショックを与えた。

西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)は10月末、防犯カメラの映像から、ナイフを振り回す行動を検知して素早い対応につなげたり、白杖や車いすを検知してサポートにつなげたり、人が倒れ込むのを検知して早めに救護したりするAI(人工知能)技術を発表した。

本技術は株式会社クマヒラの防犯カメラシステムに、JR西日本が開発したAIモデルを搭載したもの。防犯カメラに映った映像から、物体や人物の骨格の動きを推定し、事前に学習した人の動きや物体に加え、特定のエリアへ人が侵入したことも検知する。

2021年10月社長会見では「このソリューションは、リアルタイムでの『見守り検知』『危険行動検知』などにより、不特定多数の人が集まる場所や、セキュリティリスクがある場所など、さまざまなシーンできめ細かな安全・安心のサポートに寄与できるものと考えており、さまざまな事業者様に活用いただける余地があるのではないかと思います」と述べている。



乗りものニュースの報道によると、JR西日本の駅構内での導入を検討するという。そのほか、工場や銀行など社外での導入も目指すとした。 

なお、本開発に用いたAIによる人物検知技術は、総務省による「カメラ画像利活用 ガイドブック」に則って開発した。ヒトの骨格の動きを推定・検知するもので、顔認証や行動追跡などで個人を特定するものではないとしている。

>>ニュースリリース

>>JR西日本「2021年10月社長会見」

>>乗りものニュースによる報道