1000点学習したAIが「人の手では再現しづらい」壁紙デザインを生成 落合陽一氏がCEO務めるPxDT

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野原ホールディングス株式会社のインテリア内装材・壁紙ブランド「WhO(フー)」は、筑波大学准教授の落合陽一氏が代表取締役CEOを務めるピクシーダストテクノロジーズ株式会社(PxDT)と共同で、AI(人工知能)を活用した壁紙をリリースした。

トレンドにあったデザインが一般的であるインテリア業界において、新たなデザインアプローチとして、PxDTが開発したデザイン生成技術「DeepWear」を用いた。

本技術は「機械がつくる 人間には提案できないデザイン」をコンセプトに、次々と新しいデザインを自動で生み出すAIシステム。ディープラーニング(深層学習)を用いることで、洗練されたデザインを大量かつ高速に生成できるという。

今回、両社は本技術により、WhOの既存品番1000点から100点の壁紙デザインを自動生成し、オリジナリティある1点を選定した。WhOの壁紙シリーズ「PATTERNS」の100品番目の壁紙としてリリースする。

「DeepWear」が読み込んだデザインには一般的な壁紙同様、同じパターンを繰り返すリピート柄が多かった。今回リリースした壁紙の柄も一見リピート柄のように思えるが、細かく見ると揺らぎや線の太さなど、細かい単位でランダムな描写が見られる。

既存のデザインに似てしまうものもある中、学習した個々の特徴が複雑に組み合わさり、「人の手ではなかなか再現しづらい、AIらしいデザイン」になったとしている。

落合陽一氏は「壁紙とは家屋の人工的な構造に自然のような風景をもたらすものだと思います。DeepWearはもともと大学のデジタルネイチャー研で研究していたものですが、計算機と調和する新しい自然の風景が皆さんの生活の一部になることをうれしく思っています」とコメントしている。

今後は各企業やブランドとのコラボレーションで展開する「COLLABORATIONS」シリーズにPxDTとのカテゴリを新設し、壁紙をリリースする予定だという。「DeepWear」を用いつつも、読み込む画像の工夫などにより今回のアプローチとは異なる方法も検討していくとのこと。

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