AIが物価上昇を予測するサービス「xenoBrain」3,000品目の1年先までの価格予測に対応

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株式会社xenodata lab.は8月25日に同社が提供する経済予測専門のクラウドサービス「xenoBrain」で提供する、予測の対象品目を大幅に拡張したことを発表した。現在、物価指数やエネルギー、金属価格をはじめとする3,000以上の品目で1年先までの価格の予測が可能。

当サービスは2019年6月に提供開始された。ディープラーニングや自然言語処理などのAI技術で経済予測を行い、将来における企業、業界、マーケットの動向を予測分析する。これらの予測により、事業会社の経営意思決定や金融機関の業務効率化をサポートするという。

予測のために、1日3,000本のニュースや3万以上の統計データを、複数のディープランニングなどのモデルで学習し市場需要や材料価格等の定量データを予測する。この「市場予測」の主な予測対象としては以下のようなものがある。

  • 国内外マクロ
    物価、日銀短観、貿易統計、国際収支、労働統計、景気動向調査、財政、家計調査、地価 など
  • 産業統計
    建設業、食料品、繊維、生活用品、石油製品、電気、機械、販売量、生産量 など
  • 市況
    原油価格、小麦、食品、貴金属、穀物 など
  • 金融
    金利、債券価格、株式指数、先物価格、為替、銀行取引 など

今回新しく追加された品目(一部抜粋)は以下のとおり。

  • 消費者物価指数、コアCPI等の物価指数
  • 天然ガス、重油、電力等のエネルギー価格(原油価格、ガソリン価格は以前より提供)
  • 鋼材価格、銅や銀などの金属価格
  • 普通乗用車、バイク、トラック、トレーラー、フォークリフトなどの道路車両価
  • 格綿花、小麦、砂糖、トマトなど野菜類、天然ゴム、飼料用トウモロコシ等の他各種食品及び農作物価格

このほか、化学品や工作機械の価格や、輸送価格、化粧品などの消費財・雑貨価格など、分析対象は多岐にわたる。

業界統計と市場規模の一部の品目は予測レポートを無料で閲覧することができ、原油、ガソリン、日経平均などの全21市況の価格予測と全18業界の需給予測がある。

興味のある方はこちらから。

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