ヤフーとLINEがついに経営統合「やるんだ。AIの力で」決意を表明

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Zホールディングス株式会社とLINE株式会社は3月1日に経営を統合し、ヤフー株式会社とLINE株式会社がグループ企業になった。

今回の経営統合に際し、両社は3月1日の新聞各紙に決意表明を掲載した。一部抜粋すると、「やるんだ。インターネットの力で。」「やるんだ。AIの力で。」「やるんだ。この閉塞感に」「風穴を開けるのは私たちだ。」「絶対にやるんだ。」と記されている。

本経営統合はインターネットや人工知能(AI)を活用することで、社会の閉塞感に風穴を開けるといった強い意気込みが込められていると考えられる。

LINEは2月28日に、同社の商号をAホールディングス株式会社(AHD)に変更。AホールディングスのAには、「『A-to-Z』の英語表現の意味のとおり、グループ全体でシナジーを創出すること」「まずはアジア(Asia)へ向けた事業展開を志向し、将来はグローバルへ事業を展開していくこと」に加え、「今後、グループ全体でAIを活用した事業領域に注力していくこと」といった両社経営陣の想いを込めたとしていた。

今回の新聞各紙における決意表明はもちろん、LINEのAホールディングスといった商号の由来からも、両社はAIというテクノロジーを重要視していると言える。

Zホールディングス株式会社 代表取締役社長Co-CEO(共同最高経営責任者)の川邊健太郎氏は自身のTwitterアカウントにおいて、新聞に掲載した決意表明の写真を掲載し、「今日から新たな気持ちで頑張ります。皆さまのますますのご利用を宜しくお願い致します!」と述べている。今後の動向に注目したい。

>>ニュースリリース

ヤフーとLINE経営統合 AI人材は5年で5000人増「世界をリードするAIカンパニーへ」

なお、3月1日に実施した戦略方針説明会では、AIについて、さらに具体的に川邊健太郎氏が「AIをキーテクノロジーに各領域を力強く成長させるため、5年で5000億円を投資します。また、AI人材は5年で5000人増員します」と明かす場面があった。詳細は以下の記事をチェックしてほしい。