「この世に存在しない人物の顔画像5000枚」のアノテーションデータが無償公開

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株式会社エム・フィールドの子会社である株式会社エイアイ・フィールド(AIF)、株式会社APTOは6月23日から、AI(人工知能)開発に必要なアノテーションデータを無償で提供開始した。無償提供期間は2021年9月30日まで。

AIの開発には、機械学習のために取り込むモデルデータが必要になる。アノテーションデータは、テキストや画像などのさまざまなデータに関連した情報を付与(タグ付け)したモデルデータを指す。

今回はエイアイ・フィールドが「この世に存在しない人物の顔画像5000枚」を制作し、APTOが顔画像にプラットフォーム「harBest」で平均値を用いた手法で年齢と性別のラベルを付与した。

アノテーションデータの正確性や客観性は、開発するAIの質に直結するため、質の高いアノテーションデータは、機械学習において非常に重要とされる。エイアイ・フィールドは社会全体のAI開発、機械学習の質の向上に寄与したいと考え、今回の無償提供に踏み切ったという。



株式会社APTO 代表取締役COO 藤井翔吾氏は、アノテーションデータについて「AI技術の多様化が進むなか、AIによる顔画像認識は多くのシーンで利用されるようになりました。AIによる自動認識精度を向上させるためには、アノテーションデータをもとにAIを学習させる必要があります。このアノテーションデータ(データのタグ付け)作成は、大量で正確なデータで用意する場合が多く、ほとんどが人の手によって作成する必要があります」と説明する。

藤井翔吾氏は今回の無償提供に関して「今回、研究開発などのアノテーションデータ作成に関わる負担を下げ、AIによる顔画像認識がより広まっていくことへの期待と、エイアイ・フィールド様との取り組みで、アノテーションデータ作成の敷居が少しでも下がり、データ作成をより身近にしていきたい思いがあり、顔画像アノテーションデータを無償で提供することとなりました」と述べている。

>>ニュースリリース「エム・フィールド子会社、エイアイ・フィールドが1,000人分のアノテーションデータをAPTOと無償提供」

>>ニュースリリース「株式会社APTO、AI学習(アノテーション)に必要な顔画像アノテーションデータを無償提供開始」