カルビーが計画立案効率化に向け、AI×SaaS生産スケジューラ「最適ワークス」を導入

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株式会社スカイディスクは8月9日、カルビー株式会社の湖南工場において、生産性向上のため、AIが生産計画を立案する製造業向けAI×SaaS生産スケジューラ「最適ワークス」の導入を開始したことを発表した。

「いつまでにどの製品を作る」といったオーダー情報から、AIが設備稼働・人員配置の割付け計画を瞬時に立案

製造業において生産計画とは「なにを、いつまでに、どれくらいの量を生産するのか」に関する企画のことを指し、納期などの諸条件を満たすように計画を立てる必要がある。

カルビー湖南工場では、ポテトチップスをはじめとしたスナック菓子を製造しており、豊富なラインナップを揃える定番のロングセラー製品に加え、季節・地域限定の製品など、さまざまな商品を展開している。生産企画立案には変数が多く複雑化しており、遅延や変更により、計画を修正・再立案する負担も小さくなかった。

こうした背景を受け、同社は「最適ワークス」を導入した。「最適ワークス」は、製造条件をデータとして設定すると、担当者の代わりに条件を考慮した生産計画を立案する。また、操作性もシンプルであることから、遅延による計画修正や再立案が容易に可能になった。

カルビーでは、「最適ワークス」の活用により、複雑化した生産計画立案・修正業務の負荷を低減しながら、生産性の最大化が期待できる。また、業務の属人化が解消され、効率的に生産計画を立案できる体制の構築を目指す。

製造業におけるデジタルツール導入の課題

近年、製造業では多品種少量の潮流によって、生産計画が複雑化し、人間の頭だけでは考慮しきれない条件が増加している。

しかし、スカイディスクが製造業従事者350名以上を対象に実施した「生産計画へのツール導入に関するアンケート」によると、60%以上の企業が導入前段階にあり、過去に導入経験はあるが諦めた人を含めると、80%以上が「デジタル活用が進んでいない」と回答している。また、既にツールを導入した企業でも、そのうち90%以上が「運用に課題がある」としている。

生産計画のDX化が進まない要因のひとつに、要件定義の難しさが挙げられる。ツールを導入する場合、製造条件をシステムに設定する必要があるが、製造工程や製造条件をすべて言語化し、明確に定義することは非常に難易度の高い業務なのだ。

こうした現状で「最適ワークス」は、設定変更を簡単にする部分にAIを活用している。当スケジューラーは、計画立案の担当者がこれまで言語化できなかった、長年のノウハウがあることを前提に開発されており、改善の過程で言語化されたノウハウを追加で設定していくことで、正確な要件定義に到達するという。

「最適ワークス」について詳しくはこちら

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