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2026/3/12 [THU]
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竹中工務店、データセンター特化型の設計支援ツールを開発 設計プランを自動作成、AI普及で拡大する建設需要に対応

竹中工務店は2026年3月5日、データセンターに特化した設計支援ツールを開発したと[発表]{target=“_blank”}した。 土地の条件やサーバーの電力消費量などの基本情報を入力すると、設備仕様や建物ボリューム、3D画像などを自動作成し、事業化検討に必要な設計プランを短期間で作成できる。生成AIの普及などを背景に拡大するデータセンター建設需要への対応を狙う。 ## データセンター設計に特化した支援ツール 今回開発されたツールは、データセンターの設計初期段階にあたる「設計基本計画」の検討を支援するものだ。データセンターは、大量のサーバー機器を収容するため、建築構造だけでなく、電源設備や空調設備などのインフラを含めた複合的な設計が必要となる。こうした複雑な設計検討を効率化するため、竹中工務店は過去の設計実績や知見をデータベース化し、標準的な設計手法と最新技術動向を反映した設計支援ツールを構築した。 ツールは、データセンターの規模や必要電力、敷地条件などの基本情報を入力することで、事業化検討に必要な設計プランを作成できる仕組みとなっている。建設業界において、データセンター設計に特化した支援ツールの開発は初めてだという。 ## 設備仕様や建物ボリューム、3D画像を自動作成 ツールでは、受変電設備や非常用発電機、無停電電源装置(UPS)、空調設備など、データセンターに必要な主要設備の仕様や容量を自動作成する。また、サーバールームや付帯施設に必要なスペースを算出し、建物全体のボリュームや内部構成を検討する。 さらに、設備配置や建物構成を可視化した3D画像も自動作成できる。これにより、設計内容を視覚的に確認できるほか、顧客との認識共有にも役立てられるという。 ## 設計検討期間を数カ月から2〜3週間に短縮 データセンターの設計初期段階では、設備仕様や建物構成を検討するために多くの作業が必要となり、従来は設計プランの作成までに数カ月程度かかるケースもあった。今回のツールを活用することで、設計検討期間を約2〜3週間に短縮できるとしている。 設計プロセスを標準化し、初期検討を効率化することで、顧客への提案スピードを高めるとともに、3D画像を用いた説明によって合意形成の迅速化も期待できるという。 ## AI普及で拡大するデータセンター建設需要 近年、生成AIをはじめとするAI技術の普及に伴い、データセンターの整備需要は世界的に拡大している。大量の計算処理を支えるインフラとして、高性能サーバーや電力・冷却設備を備えた施設の新設や増設が相次いでいる。 こうした状況の中で、データセンター計画では設計や検討段階の迅速化が重要な課題となっている。竹中工務店は今回の設計支援ツールを活用することで、初期計画段階における検討の効率化と設計品質の向上を図り、デジタル社会を支えるインフラ整備に貢献していくとしている。 :::box [関連記事:ソフトバンク、大阪・堺市に大規模AIデータセンターを建設へ シャープ堺工場を約1,000億円で一部取得] ::: :::box [関連記事:データセンターにIOWN APNを実装──石狩と大手町を低遅延接続、東急不動産が生成AI・GPU向け基盤を構築] ::: :::box [関連記事:NTTデータ、液冷GPU搭載のコンテナ型データセンターを2025年度中に提供開始へ 生成AIなどの高度な計算需要に対応] ::: :::box [関連記事:AmazonやGoogleなど米テック7社、AIデータセンターの電力費負担を誓約 家庭向け料金への転嫁回避へ] ::: :::box [関連記事:さくらインターネット、発電所内データセンターをJERAと計画 AI・デジタル社会を支えるインフラ整備に向け、電力直結で省エネ・脱炭素] :::

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