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2025/11/25 [TUE]
KADOKAWA×はてな「カクヨム」、生成AI利用作品に3種のタグ付けを推奨──“本文50%以上/50%未満/補助利用”を明確化のサムネイル画像

KADOKAWA×はてな「カクヨム」、生成AI利用作品に3種のタグ付けを推奨──“本文50%以上/50%未満/補助利用”を明確化

小説投稿サイト「カクヨム」を共同運営するKADOKAWAとはてなは2025年11月19日、生成AIを利用した作品投稿について、利用状況に応じたタグ付けを推奨すると[発表]{target=“_blank”}した。対象となるタグは「AI本文利用」「AI本文一部利用」「AI補助利用」の3種類で、本文中のAI生成割合やAIの関与範囲に応じて区分を設ける。 ![kakuyomu genai tag.jpg] :::small 画像の出典:[カクヨム]{target=“_blank”} ::: 発表によると、「AI本文利用」は本文の大半(目安50%以上)がAIによって生成された場合、または軽微な修正のみを加えて利用した場合に該当する。「AI本文一部利用」は本文の一部(目安50%未満)がAI生成の場合で、こちらも軽微な修正にとどまるケースを想定する。「AI補助利用」は、AIで得たアイデアや資料をもとに作者が本文を書く場合や、作者が書いた文章の校正など、創作の補助的にAIを使用した場合を指す。3つの基準はあくまで目安とし、投稿者は自身の利用実態に合わせて選択する。 11月21日には、「AI補助利用」の適用範囲に関する問い合わせが多数寄せられたとして、公式サイトに追記を行った。追記では、作品執筆の一環として作者が意識的に生成AIツールを使用した場合を想定していると説明。一方で、検索サービスなど日常的に利用するツールのAI要約機能や、文書ソフトの自動校正機能を用いた作品は該当しないとしている。また、投稿者に対して生成AI利用の具体的内容を示す必要はないとも明記した。 ![kakuyomu ai tag2.jpg] :::small 画像の出典:[Web小説サイト「カクヨム」のXアカウントより]{target=“_blank”} ::: なお、KADOKAWAが主催する日本最大級の小説コンテスト「カクヨムコンテスト11」に応募する作品については、生成AIを利用している場合、該当タグの付与が必須とのこと。 :::box [関連記事:芥川賞受賞作品『東京都同情塔』、内容にも手法にも生成AIの影響 九段理江氏「5%は生成AIの文章そのまま」「利用しながらも自分の創造性を発揮できるように」] ::: :::box [関連記事:ハリウッドで著作権クリーンなAIの活用が本格化、制作会社Asteriaの映像生成AI「Marey」実案件投入進む] ::: :::box [関連記事:Anthropic、著作権侵害訴訟で15億ドルの和解成立──約50万点に1作品あたり3,000ドル分配で決着] ::: :::box [関連記事:note、AI企業向けに学習用コンテンツの提供を本格化──収益還元モデルを8月より正式導入] ::: :::box [関連記事:Netflix、生成AI活用を歓迎しつつもルールを明示──成果物や肖像利用は事前承認が必須に] :::

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