特集
FEATURE
ビジネス
BUSINESS
ラーニング
LEARNING
エンジニアリング
ENGINEERING
学術&研究
ACADEMICS & STUDY
公共
PUBLIC
エンタメ&アート
ENTERTAINMENT & ART
1~13 / 2711件
ディー・エヌ・エー(以下DeNA)は2026年3月4日、米AI企業Cognition AIが提供する自律型AIソフトウェアエンジニア「Devin Enterprise」を全社規模で導入したと[発表]{target=“_blank”}して以降、段階的に社内展開を進めてきたもので、現在は2,000人以上の社員が利用可能な体制を整えたという。 Devin Enterpriseはソフトウェア開発のタスクを自律的に実行するAIエージェントで、コード生成やデバッグ、テストなどの開発業務を支援する。DeNAではゲーム、ライブストリーミング、ヘルスケア・メディカル、スポーツ、スマートシティなど多様な事業を展開しており、異なる技術スタックやセキュリティ要件を持つ開発環境に対応する必要があった。そのため、単なるツール導入ではなく、企業全体で安全に運用できる基盤整備を進めたとしている。 ## VPC・SSOを含む全社基盤を整備 DeNAはDevin Enterpriseの導入にあたり、自社クラウド環境内で利用できるVPC版を展開し、シングルサインオン(SSO)などの認証基盤と連携させた。これにより、各事業部門が共通の統制下でAIを利用できる体制を構築したという。 導入は約半年をかけて3段階で進められた。まずα版ではコアユーザーによる技術検証を行い、ガバナンス要件や運用ルールを整理。続くβ版ではSlackを用いた運用フローや組織単位での環境作成の自動化などを整備した。その後、全社展開版として本格導入し、現在は40以上のチームで利用が始まっている。 ## 開発効率や業務スピードの改善も DeNAは導入後の成果として、複数の業務領域での効率化を挙げている。 たとえばレガシーシステムのコードマイグレーションでは、PerlからGoへの移行作業を従来想定の約半年から1カ月弱で完了し、約6倍の効率化を実現したという。また、横浜市で開催されたイベント「ワンダリア横浜」のアプリ開発では、マルチリポジトリ構成のプロジェクトで開発速度が約2倍に向上したとしている。 さらに、オフショア開発の検収・品質管理では、従来1~2日かかっていた確認作業が、15分程度の入力と約2時間の確認で完了するようになり、待ち時間の大幅な短縮につながったという。 エンジニア以外の業務にも活用は広がっている。仕様確認では非エンジニアの確認時間を約10分の1に削減したほか、分析業務では作業効率が3倍以上に改善。営業部門では見積もり作成の速度が約8倍に向上したと説明している。 ## 国内企業向け導入支援も DeNAは今回の取り組みを社内活用にとどめず、グループ会社を通じて国内企業への導入支援も進める方針だ。DeNA AI Linkでは、企業向けにDevin Enterpriseの導入支援やガバナンス構築、コードマイグレーションの支援などを提供するほか、ハンズオンセミナーなども開催するとしている。 同社は、自律型AIエージェントの活用が今後のソフトウェア開発の生産性向上に寄与するとみており、社内外での活用拡大を図る考えだ。 :::box [関連記事:世界初の完全自律型AIエンジニア「Devin」が、ソフトウエア開発工程をすべてAIだけで行う 米AIスタートアップ Cognition が発表] ::: :::box [関連記事:完全自律型AIエンジニア「Devin」をAzureより提供 AIスタートアップ新星CognitionがMicrosoftと提携] ::: :::box [関連記事:「食べログ」「価格.com」運営のカカクコム、全エンジニア約500人にAIコードエディタ「Cursor」を導入──開発生産性向上とAIネイティブ組織へ] ::: :::box [関連記事:Anthropic、非エンジニア向け業務AIエージェント「Cowork」開始──Claude Codeの自律実行を一般業務へ拡張] ::: :::box [関連記事:OpenAIの新事業「Frontier」:AIエージェント導入は“常駐エンジニア”が伴走し一気通貫支援 日本ではソフトバンクも検証開始] :::
Ledge.aiにソリューション情報を掲載しませんか?
使い方や具体的な目標などを詳しくご説明します
お問い合わせ