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MIXIと福祉支援企業のデコボコベースは2025年6月19日、自閉スペクトラム症(ASD)および注意欠如・多動症(ADHD)の特性に対応するライフスキルトレーニングモデルを共同開発したと[発表]{target=“_blank”}した。同モデルは、家庭用対話AIロボット「Romi」を用いた音声対話形式の学習支援ツールであり、当事者が自分自身の特性を理解し、日常生活や社会生活における対応力を身につけることを目的としている。 「ASD・ADHD特性とうまく付き合う方法を学ぶ Romiライフスキルトレーニングモデル」と名付けられたこのモデルは、全10章からなる専用テキストとRomi端末を組み合わせて使用する構成だ。学習者は各章で提示されるテーマに基づいて「Romiにアドバイスをする」という対話型のトレーニングを行い、自らの言葉で特性や対処法を説明することで、知識の定着と客観的理解を図る仕組みとなっている。 各章の内容は「自己理解」「セルフケア」「ストレス対処」「リフレーミング」「アサーティブコミュニケーション」など、発達特性を持つ人々が生活の中で直面しやすい課題に対応する構成となっている。監修は、公認心理師であり株式会社デコボコベース代表の北川庄治氏が担当した。北川氏は「繰り返し話しかけることができるAIは、対話練習が苦手な人にとって学びのパートナーになり得る」とコメントしている。 このモデルは、MIXIが開発・販売する会話ロボット「Romi(ROMI-P02W)」に対応しており、テキストの音声認識による対話支援や専用の学習コンテンツが組み込まれている。現在はRomi公式ストアにて取り扱われており、利用には端末購入およびソフトウェア利用契約が必要とされている。 取り組みは、対話AI技術と心理教育の知見を組み合わせ、発達特性を持つ人々の社会適応を支援する実践的なモデルとして注目される。企業や自治体による福祉支援・就労支援などでの導入可能性も視野に入るとみられる。 :::box [関連記事:GPT-4搭載アプリ「TwIPS」:自閉スペクトラム症のコミュニケーション課題を支援する新たなツール] ::: :::box [関連記事:MIXIが、会話ロボットの新モデル「Romi Lacatan」を発表 視覚機能や長期記憶を搭載し、より進化したコミュニケーションを実現] ::: :::box [関連記事:MIXIの会話AIロボット「Romi」の新モデルがCES 2025でイノベーションアワードを受賞] ::: :::box [関連記事:入院中の小児がん患者たちに寄り添うAI対話型ロボット「Haru」をスペインの大学病院へ導入ーホンダ子会社] ::: :::box [関連記事:視覚障害者向けロボット「AIスーツケース」、新モデルを開発] :::
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