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Anthropicは2025年12月10日、同社が開発してきたAIエージェント向けの標準仕様「Model Context Protocol(MCP)」を、Linux Foundation傘下に新設された「Agentic AI Foundation(AAIF)」へ移管すると[発表]{target=“_blank”}した。 Anthropicはこれまで、対話型AI「Claude」を中心としたエコシステムの中でMCPを提唱・整備してきた。エージェントが自律的にタスクを実行する「Agentic AI」への関心が高まる中、MCPはその基盤技術の一つとして注目されている。 今回の移管により、MCPの仕様管理や将来の拡張は、Linux Foundation傘下のAAIFが担う。AAIFは、AIエージェント分野における共通基盤の整備と標準化を目的として新設された組織で、複数の企業や開発者コミュニティが参加する中立的な運営体制を採る。 Linux Foundationによると、AAIFはMCPのほか、Blockが開発したエージェント関連プロジェクト「goose」や、OpenAIが提唱するエージェント仕様「AGENTS.md」などの初期プロジェクトを受け入れ、AIエージェント分野における共通基盤の整備を進めるとしている[Linux Foundationの発表]{target=“_blank”}。 Anthropicは、MCPの創始者として引き続き技術的な貢献を行う一方、主導権はコミュニティ側に委ねられる。 Linux Foundationは、LinuxやKubernetesなど、業界横断的なソフトウェア基盤を中立的に運営してきた実績を持つ。AI分野ではすでに「LF AI & Data」を通じてオープンな研究・開発を支援しており、今回のAAIF設立とMCP受け入れは、Agentic AIを巡る標準化の動きを一段進めるものとなる。 ![aaif_social media image.webp] :::small 画像の出典:[The Linux Foundation]{target=“_blank”} ::: AIエージェントを巡っては、各社が独自の実装やフレームワークを競う一方で、相互運用性やベンダーロックインへの懸念も指摘されてきた。Anthropicが自社主導で開発してきたMCPをLinux Foundation傘下へ移管したことは、競争領域と共通基盤を切り分け、エコシステム全体の拡大を優先する姿勢を示す動きといえる。 :::box [関連記事:Anthropic、AIシステムと外部データソースを統合する「Model Context Protocol」を発表] ::: :::box [関連記事:全国7400館の蔵書をChatGPTなどのAIアシスタントから検索できる「カーリル」MCPベータ公開] ::: :::box [関連記事:AWS、「Kiro」を一般提供──仕様駆動のAIコーディングをIDEで実現、MCPツールによるローカル操作にも対応] ::: :::box [関連記事:Linux Foundation、Google開発のAIエージェント連携プロトコル「Agent2Agent(A2A)」プロジェクトを正式にホスティング] ::: :::box [関連記事:Anthropic、開発者会議「Claude Developer Day」で新世代モデルを発表──MCPコネクタなど開発者向け機能を拡充] :::
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