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2026/1/12 [MON]
Microsoft、Copilotから直接購入できる「Copilot Checkout」発表 ブランド専用AI接客「Brand Agents」も同時公開
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Microsoft、Copilotから直接購入できる「Copilot Checkout」発表 ブランド専用AI接客「Brand Agents」も同時公開

Microsoftは2026年1月8日(米国時間)、AIアシスタント「Copilot」上で商品選定から購入・決済までを完結できる新機能「Copilot Checkout」を[発表]{target=“_blank”}した。あわせて、ブランドや小売事業者が自社専用のAI接客を構築できる「Brand Agents」も公開した。 同社は、ユーザーの購買行動において「興味を持つ」段階から「購入を決断する」までの距離が急速に縮まっているとし、検索やサイト遷移を前提としない会話中心の購買体験を提示している。 ## Copilotの会話画面がそのまま購入フローに @[YouTube] Copilot Checkoutは、Copilotとの自然な対話の中で、商品提案、比較、購入判断、決済までを一貫して行える機能だ。ユーザーは外部のECサイトへ遷移することなく、Copilot上で購入を完了できる。 Microsoftは、ユーザーが質問を投げかけ、条件を整理し、選択肢を比較しながら意思決定に至る一連のプロセスが、単一のインタラクション内で完結する点を特徴として挙げる。従来であれば複数のタブを開き、比較の途中で購入が中断されることも多かったが、Copilot Checkoutでは会話の流れそのものが購買導線となる。 ## 販売者は取引主体を維持、顧客データも保持 Copilot Checkoutでは、販売者が引き続き取引主体(merchant of record)となる。Microsoftによると、販売者はトランザクション、顧客データ、顧客との関係性を自社で保持できる。 決済やチェックアウトは、PayPal、Stripe、Shopifyといった既存のコマース基盤と連携して提供される。Shopifyを利用する販売者は、特別な申請や追加の統合を行うことなく、自動的にCopilot Checkoutに対応する。 PayPalのエージェンティックコマース担当VP、マイク・エドモンズ氏は、「Copilotの信頼されたコマース基盤を通じて、数千万規模の販売者がAI時代に対応できる」とコメントしている。 ## 初期データでは購入率向上を確認 Microsoftが示した初期データによると、Copilotが関与した購買導線では、以下の傾向が確認されている。 - Copilotを含む購買体験は、含まない場合と比べ、30分以内の購入数が53%多い - 購入意図があるユーザーでは、Copilotを利用した場合、購入に至る可能性が194%高い Copilot Checkoutは、米国においてCopilot.comから段階的に提供が始まっており、BingやMSN、EdgeなどCopilotエコシステム全体への展開も予定されている。 ## ブランド独自の接客をAIで再現する「Brand Agents」 Brand Agentsは、ブランドや小売事業者が自社のトーンや商品知識を反映したAIショッピングアシスタントを構築できる仕組みだ。実店舗における販売員の役割をオンライン上で再現することを想定している。 顧客の質問に対し、ブランドの言葉遣いで応答し、適切なフォローアップ質問を行いながら商品提案や比較を進める。フィルター操作やメニュー選択を強制せず、会話を通じて自然に購買判断へ導く点が特徴とされる。 ## Brand Agents導入による効果測定と分析 @[YouTube] Microsoftによると、Brand Agentsを導入した販売者では、エージェントが関与したセッションの方が、関与しない場合と比べて高いエンゲージメントとコンバージョンを示している。 プレミアムスリープウェアを展開するAlexander Del Rossaでは、Brand Agentsが関与したセッションで、非関与セッションと比べて3倍以上のコンバージョン率を記録したという。 Brand AgentsはMicrosoftの分析ツール「Microsoft Clarity」と連携し、エージェントが関与したセッションと通常セッションを比較分析できる。ダッシュボードでは、エンゲージメント率、コンバージョン向上、平均注文額などの指標が可視化される。 ## Microsoft Clarityと連携した分析機能 Brand Agentsは、Microsoftの分析ツール「Microsoft Clarity」と連携する。Clarityはヒートマップやセッションリプレイを通じてユーザー行動を可視化する無料ツールで、Brand Agents導入後は、エージェントが関与したセッションと通常セッションの比較分析も可能になる。 **Brand Agentsの効果を可視化するMicrosoft Clarityの分析画面。エージェントが関与したセッションにおけるエンゲージメントやコンバージョン指標を確認できる** ![blog-79982-bodyimage02-833x478.webp] :::small 画像の出典:[Microsoft]{target=“_blank”} ::: ダッシュボードでは、エンゲージメント率、コンバージョン向上、平均注文額などの指標を確認でき、販売戦略の改善に活用できるとしている。 ## 導入と今後の展開 Copilot Checkoutでは、Microsoft Merchant Centerの活用により、Copilot上での商品露出を最適化できる。Microsoftは、Agentic Commerce Protocol(ACP)といったオープンスタンダードの採用を進め、導入の簡素化とスケーラビリティを図る。 今後はMastercardやVisaといった決済事業者とも連携し、AIを前提としたコマース基盤の拡張を進めるとしている。 :::box [関連記事:Microsoft、Build 2025でAIエージェント戦略の本格展開を発表] ::: :::box [関連記事:Microsoft、企業向けAIプラットフォーム「Copilot Studio」で自律型AIエージェント構築を可能に] ::: :::box [関連記事:Visa、AIエージェント時代に向けた新決済基盤「Visa Intelligent Commerce」を発表] ::: :::box [関連記事:ChatGPTに「Instant Checkout」登場──ECサイトの商品をチャット内で直接購入可能に] ::: :::box [関連記事:5億点の商品群の楽天市場にAIコンシェルジュ導入 エージェント型AI「Rakuten AI」を提供開始] :::

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