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なぜデル・テクノロジーズが選ばれるのか - 国内外の事例から同社の強みを紐解く

生成AIを自社でも導入しようとする企業が増えているが、それは簡単なことではない。1人のユーザーとして生成AIを使うのと、業務やビジネスに活用するのはまったく別の問題だからだ。AI導入の知見やノウハウを持たない企業にとって頼りになるのが、デル・テクノロジーズである。同社はいち早く生成AI活用を実施しており、多くのナレッジを蓄積している。 同社はそうしたナレッジを、生成AI基盤設計のためのデザインガイド「Dell Validated Design for Generative AI」として提供しており、さらにハードウェア面でも業界最高性能のGPUサーバ「PowerEdge XE9680」をはじめとして様々な製品を用意している。 ソリューションとハードウェアの両面で業界をリードするデル・テクノロジーズだが、同社の強みはそれに留まらない。今回はデル・テクノロジーズの製品の導入事例を紹介するとともに、生成AI導入のパートナーとして同社が選ばれる理由について、デル・テクノロジーズ株式会社データワークロード・ソリューション本部シニアビジネス開発マネージャ Al Specialist | CTO Ambassadorの増月孝信氏とシニアシステムエンジニア AI Specialistの山口泰亜氏へのインタビューから紐解いていく。本稿は4回目。 ## 生成AI導入におけるデル・テクノロジーズの強みとは **――[前回]はデル・テクノロジーズのソリューションについてお聞きしました。今回はなぜデル・テクノロジーズが選ばれるのか。御社の強みについて教えてください。** **増月**:弊社の強みですが、まずソリューションのご紹介でも挙げた、ハードウェアの高い性能です。弊社製品はGPUの性能を最大限に引き出す冷却技術を持っており、業界標準であるAIベンチマークML.Perf3.0において、最高クラスの性能を誇ります。また、最新技術を積極的に取り入れ、市場展開するスピードも最高峰と自負しております。 続いて、NVIDIAとのグローバルでの協業です。AIにおけるGPUはNVIDIAがトップを走っていますが、弊社はそんなNVIDIAと過去25年にわたり協業して製品開発を行っています。GTCやDell Technologies Worldなどのイベントでも両社のCEOが登壇するなど良好な関係を維持しており、新製品の投入タイミングや受注後のリードタイムで優位性を提供しています。 もちろん、NVIDIAだけでなく、AMDやHugging Face、Meta、H2O.ai、Run.ai、Kore.ai等、グローバルのパートナーとも連携しています。日本国内ではDell de AI(デル邂逅)と呼ぶAIエコパートナープログラムを介して、各種AIスペシャリティーを持つ企業と協業しています。 ![スライド9.png] **――Dell de AIとはどのようなプログラムなのでしょうか。** **増月**:デル・テクノロジーズの製品と組み合わせてビジネスを提供可能な企業であれば無料で参加可能な情報発信ポータルです。Dell de AIと「邂逅(であい)」の語呂を合わせた名称になっています(笑)。主な活動内容としては、最新AI関連記事の掲載、Dell de AIセミナー開催、CSC(検証センター)でのデモ環境スペースの活用、ソリューションカタログ掲載および発行、お客様とAIパートナーのマッチング支援などです。 **――デル・テクノロジーズをはじめとして、AIに知見を持つ企業と出会えたり、AIに関する様々なノウハウを得られたりするのは大きなメリットですね。** **増月**:話を弊社の強みに戻しますと、特にGPUはどうしても発熱から劣化しやすいパーツであり、故障したときの対応を考慮しておく必要があります。たとえば代理店販売の場合、その代理店がパーツ在庫を持っていないというケースもけっこう多いです。その点、デルはグローバルにパーツ供給拠点を持っており、迅速に対応できる体制を持っています。 さらに山口もそうですが、デル・テクノロジーズ社内にもAIのスペシャリストを抱えており、単にソリューションやハードウェアを提案するだけでなく、お客様と会話できる体制を整えています。 :::button [資料のダウンロードはこちらから]{target=“_blank”} ::: ## 「PowerEdge XE9680」導入で成功を収めたサイバーエージェントの生成AI活用 **――デル・テクノロジーズのソリューションやハードウェア、サービスを用いてAI開発や導入に成功した事例を教えてください。** **山口**:まずは国内事例としてサイバーエージェント様のケース(出典: [株式会社サイバーエージェント:8GPU搭載PowerEdge XE9680サーバー事例]をご紹介します。サイバーエージェント様は2016年に「AI Lab」を開設されるなど、もともとAIの研究や開発を行っていた企業です。生成AI登場後はいち早くその可能性に着目し、積極的な取り組みをスタートされました。特筆すべきは日本語に特化した独自のLLMを開発されたことです。2023年5月にはOpenCALM(オープンカーム)という商用利用可能なオープンソースLLMも公開されています。 **――LLMというとほとんどが米国発で、どうしても英語中心になりがちです。そんななか日本語に特化したLLMが国内から出てきたのは注目すべき動きですね。** **山口**:そんなサイバーエージェント様で導入いただいている弊社製品が「PowerEdge XE9680」です。前回もご紹介しましたが、PowerEdge XE9680は8x NVIDIA H100 Tensorコア GPU アクセラレータを搭載した最高性能のGPUサーバです。それまで導入されていたのはNVIDIA A100 GPUを4基搭載したPowerEdge XE8545だったのですが、このPowerEdge XE9680を導入したことにより、約5.14倍の性能向上を実現されました。また、今後はTransformer Engineへの最適化により、十数倍もの性能向上が期待できます。 コスト面についても、オンプレミスでPowerEdge XE8545を利用することで、パブリッククラウドとの比較で運用コストを45.5%削減できたとのことです。 ![スライド40.jpeg] **――サイバーエージェントではどのように生成AIを活用しているのでしょうか。** **山口**:広告のクリエイティブ制作領域で力を生成AIを活用されています。たとえば広告媒体のユーザー層に合わせて最適なキャッチコピーやバナーを作れる「極予測AI」などに活用されています。これまでクリエイティブ制作は人間のクリエイターが経験やセンスをもとに制作していました。ただ、それだけでは制作物がどうしても人の想像の範疇に収まってしまいます。生成AIを活用することで、人が思いつかなかったようなクリエイティブが生まれる可能性があり、それが人間のクリエイターの“気づき”にもつながっていくと期待されています。 ## 海外企業や自治体とも提携 **――海外における事例もあるのでしょうか。** **山口**:はい。たとえばデル・テクノロジーズとDenvr Dataworks(デンバーデータワークス社)は、生成AIを使用する組織向けにLLMトレーニングと推論のためのクラウドソリューションを提供しています。PowerEdge XE9680サーバ上のDenvr Dataworksを使用することで、数千億のパラメーターを含むデータセットを管理可能です。 また、アメリカテキサス州のアマリロ市ともデル・テクノロジーズは提携しています。政府やコミュニティサービスの詳細を求める住民と対話するため、生成AIを使用するデジタルアシスタントの開発を共同で行っています。(出典: [アマリロ市ご紹介ビデオ] ![スライド68.jpeg] :::button [資料のダウンロードはこちらから]{target=“_blank”} ::: ーーー 生成AIを導入するうえで避けて通れないハードウェア環境とナレッジ不足という課題。これらを解決するための心強いパートナーとなりうるのがデル・テクノロジーズだ。同社は言うまでもなくハードウェアにおけるリーディングカンパニーであり、生成AI導入においても最高性能のGPUサーバ等を提供している。また、生成AI導入に関するデザインガイドを提供するなど、ハードウェアからソリューションに至るまで一貫して企業をサポートできる数少ない企業である。 自社で生成AIを業務や事業に導入することを検討するなら、デル・テクノロジーズに相談することが成功への最短ルートになりそうだ。 ![スライド1.jpeg] :::box [前の記事:デル・テクノロジーズが提供する生成AI基板設計のためのデザインガイド「Dell Validated Design for Generative AI」とは] ::: [連載TOP:生成AI活用の価値と留意点 デル・テクノロジーズ Al Specialist インタビュー連載]

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