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NTTドコモ モバイル社会研究所は12月1日、2025年2月に実施した「生成AI利用意識・行動調査」をもとに、生成AIの利用頻度と性格特性の関係を分析した結果を[発表]{target=“_blank”}した。 調査対象は全国の15〜69歳男女7,527人で、性別・年齢・都道府県の人口構成比に合わせたクォータサンプリングによるWeb調査として実施された。 今回のレポートでは、生成AIを「知っている」人を対象に、利用頻度と自己評価による性格特性の関係を可視化している。分析の結果、生成AIをよく利用する人ほど「活発で、外向的だと思う」「新しいことが好きで、変わった考えをもつ」と回答する割合が高いという傾向が確認された。一方、生成AIに強い不安を抱く人では「心配性で、うろたえやすいと思う」と自己評価する人が多く、特に若年層でこの傾向が強く見られたという。 ## 生成AIヘビーユーザーは「活発で外向的」 レポートでは、生成AI利用頻度と「活発で、外向的だと思う」という自己評価の関係を整理している。利用頻度が高くなるほど、外向的と答える割合が一貫して高まる結果となった。研究所は、外向的な人ほど人との交流を楽しむ傾向があり、その中で生成AIを積極的に活用している可能性を指摘する。 ![20251201_01.png] :::small 画像の出典:[NTTドコモ モバイル社会研究所]{target=“_blank”} ::: ## 新しい技術に積極的な“好奇心の強さ” 続いて、「新しいことが好きで、変わった考えをもつと思うか」という設問でも、同様の傾向が示された。生成AIをよく利用する人ほど、新しい技術を試したいという意識が強く、好奇心の高さが利用を後押ししていることがうかがえるという。 ![20251201_02.png] :::small 画像の出典:[NTTドコモ モバイル社会研究所]{target=“_blank”} ::: ## 不安の強い層には「心配性」の傾向 一方で、生成AIに対して「不安を感じている」「やや不安を感じている」と回答した人の割合が高い層では、「心配性で、うろたえやすい」と自己評価する人が多いことも明らかになった。図3-1では、不安度が高い層ほど心配性の自己評価が高いという関係が示されている。 ![20251201_03-01.png] :::small 画像の出典:[NTTドコモ モバイル社会研究所]{target=“_blank”} ::: また、性年代別に見ると、若年層ほど「心配性である」と回答する割合が高い傾向もみられた。同研究所はこれまでの調査でも「若年層は生成AIへの期待が高い一方、不安も高い」ことを報告しており、今回の分析では、その背景の一因として“心配性の高さ”が示されたとしている。 ![20251201_03-02.png] :::small 画像の出典:[NTTドコモ モバイル社会研究所]{target=“_blank”} ::: ## 過去調査とのつながり モバイル社会研究所はこれまでにも生成AIに関する認知、利用実態、不安に関する複数の調査結果を公表している。2025年8月の調査では、生成AIに「不安を感じる」とした人が全体の29%に上り、特に10代でその割合が高いことを示していた。今回の性格特性の分析は、こうした利用者の態度形成をより深く理解する追加データとして位置づけられている。 同研究所は、生成AIの基礎理解や利用方法を学べる「ドコモスマホ教室」などの取り組みも継続しており、AI活用に関するリテラシー向上施策を進めている。 :::box [関連記事:中学生の生成AI利用率が親を上回る—NTTドコモ モバイル社会研究所の調査結果] ::: :::box [関連記事:AI活用に現れる「格差」の実態調査──収入・学歴で使い方に明確な違い、現場で問われる言葉の扱い方] ::: :::box [関連記事:生成AI「個人利用」26.7%に上昇──それでも米中との差は歴然〖総務省・情報通信白書〗] ::: :::box [関連記事:フリーランスの生成AI活用率はわずか14.3%、情報漏洩や学習機会不足が主な障壁にー2024年実態調査] ::: :::box [関連記事:対話型AIに感情を共有できる人は64.9%──親友・母を超え“第3の心の拠り所”に〖電通調査〗] :::
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