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2026/2/14 [SAT]
元OpenAI研究者、ChatGPT広告テスト開始の週に辞職 NYTに「OpenAIはFacebookと同じ過ち」と題した寄稿のサムネイル画像

元OpenAI研究者、ChatGPT広告テスト開始の週に辞職 NYTに「OpenAIはFacebookと同じ過ち」と題した寄稿

OpenAIが2026年2月9日に対話型AI「ChatGPT」で広告表示のテストを開始した週に、同社の元研究者であるZoë Hitzig氏が[辞職を公表]{target=“_blank”}し、広告モデル導入に対する懸念を示した。 ![Zoë Hitzig.jpg] :::small 画像の出典:[Zoë Hitzig氏のX投稿より]{target=“_blank”} ::: ## 2年間にわたりモデル構築や価格設計に関与 寄稿によると、Hitzig氏はOpenAIに約2年間在籍し、AIモデルの構築や価格設計(pricing)、初期の安全性方針の策定に携わってきたという。同氏は、広告そのものを「不道徳あるいは非倫理的だとは考えていない」と明言する一方で、同社の戦略に「深い懸念」を抱いていると述べた。 Hitzig氏は、ChatGPTの利用者がこれまでに前例のない規模で個人的な悩みや医療上の不安、信仰観などを打ち明けてきた点に言及。そうした会話アーカイブを基盤とした広告モデルが、ユーザーを操作する可能性を持つと指摘している。 ## OpenAIは広告を明確表示、回答への影響は否定 OpenAIは同週、ChatGPTにおける広告表示のテスト開始を[発表]{target=“_blank”}した。広告は回答の下部に表示され、明確にラベル付けされるほか、回答内容には影響しないとしている。 広告はAI運用コストを賄う収益源の一つとなり得るが、Hitzig氏は、広告導入を巡る議論を「広告か、アクセス制限か」という二者択一として捉えるのは誤りだと主張。企業向け利用からのクロスサブシディや、独立した監督権限を持つガバナンス構造、データを独立的に管理するトラストモデルなど、代替案を提示している。 ## 「Facebookの過ち」を引き合いに 寄稿では、かつてFacebook(現Meta)が広告モデルのもとでエンゲージメント最適化を進める過程で、当初掲げたデータ管理や利用者の統制に関する原則が徐々に後退した経緯にも言及している。Hitzig氏は、広告モデルが強いインセンティブを生み出す構造にあると指摘し、OpenAIが同様の道をたどる可能性に懸念を示した。 ## 8億人規模の利用基盤 ChatGPTの週間利用者は[8億人規模]{target=“_blank”}に達しているとされる。こうした大規模な利用基盤のもとで広告モデルが導入されることも、今回の議論の背景となっている。 生成AIの運用コストと広範なアクセス確保をどう両立させるかは、業界全体の課題でもある。ChatGPTへの広告導入をめぐる議論は、今後も続く可能性がある。 :::box [関連記事:ChatGPT、米国で広告表示テストを正式開始──Free/Goユーザーが対象、Plus以上は非表示] ::: :::box [関連記事:Anthropic、スーパーボウルCMで「Claudeに広告は入れない」明言──OpenAIの広告戦略と対照、アルトマンCEOがXで反応] ::: :::box [関連記事:Metaが、AI チャットでの対話内容をFacebook/Instagramの広告最適化に利用すると発表— 12月導入、ユーザーはオプトアウト不可] ::: :::box [関連記事:Google、AIチャットボット会話内に広告を導入──AdSense for Search活用の試験導入が報道] ::: :::box [関連記事:Meta、広告向け基盤モデル「GEM」を公開──Instagramコンバージョン5%増の“中央脳”AIを正式解説] :::

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