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2025/12/13 [SAT]
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サム・アルトマン、OpenAI設立10年を回顧するブログ「Ten years」公開──「想像以上の成果」とAGIへの使命を語る

OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏は米国時間2025年12月12日、同社設立から10年間を振り返るブログ「Ten years」を公式サイトで[発表]{target=“_blank”}した。 ブログでは、2015年の創設から現在に至るまでの歩みを総括するとともに、AGI(汎用人工知能)をめぐる使命や、技術進展が社会にもたらした変化について言及している。 アルトマン氏は、OpenAIが「不確実で小さな始まり」だったことを振り返る。設立当初はごく少人数のチームで、成功が約束されていたわけではなく、大胆で挑戦的な試みだったと説明している。そうした状況から出発したOpenAIが、10年後には世界的なAI研究・プロダクト開発を担う組織へと成長したことを強調した。 ![the first day of openai.png] :::small 画像の出典:[Sam Altman氏のX投稿より]{target=“_blank”} ::: この10年間で達成した成果について、アルトマン氏は「自分が当初に思い描いていた以上のものだった」と述べている。特に、ChatGPTをはじめとする生成AIが社会に広く普及し、多くの人々の日常や仕事に影響を与える存在となった点を示唆している。一方で、個々人の生活そのものは10年前と大きく変わっていないとも指摘した。 そのうえで同氏は、社会全体が持つ「可能性の空間(possibility space)」は大きく広がったと表現する。AIの進化によって、新たに実現可能となった選択肢や未来像が増えたことが、この10年の最も重要な変化の一つだと位置づけている。 ブログではまた、OpenAIの中核的な使命である「AGIを全人類の利益になるよう実現する」という目標が改めて強調された。アルトマン氏は、技術的な前進だけでなく、その影響力の大きさを踏まえた慎重さと責任が不可欠であるとの認識を示している。 「Ten years」は、具体的な製品計画や数値目標に踏み込む内容ではなく、これまでの歩みと今後の方向性を整理する回顧録的な位置づけとなっている。アルトマン氏は、次の10年がOpenAIにとって、そしてAI全体にとって、さらに重要な期間になるとの考えをにじませている。 :::box [関連記事:ChatGPT、新モデル「GPT-5.2」公開──アルトマンCEO「最も賢い一般提供モデル」 推論・コード生成が大幅進化] ::: :::box [関連記事:OpenAI・ソフトバンクなど、AIインフラ「Stargateプロジェクト」を発表:総額約77兆円を投資し、米国で世界最大規模のAI基盤を構築] ::: :::box [関連記事:OpenAIのサム・アルトマン氏「数年後にはSFのような光景が現実になり、誰もがそのインパクトを体感する」ChatGPT以降を振り返りつつ「次のAIパラダイム」への歩みを語る] ::: :::box [関連記事:アルトマン氏「AIなしで書く最後の投稿かも」——ブログ『The Gentle Singularity』で2030年代の技術的特異点を予測] ::: :::box [関連記事:サム・アルトマン氏が語るAGI(汎用人工知能)の経済学と社会的影響:3つの観察点] :::

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