ビジネス

1~13 / 2591件

ビジネス
2026/1/19 [MON]
Wikipediaが25周年、AI時代の知識基盤に──MicrosoftやMistral AIなどと新たなパートナーシップのサムネイル画像

Wikipediaが25周年、AI時代の知識基盤に──MicrosoftやMistral AIなどと新たなパートナーシップ

Wikimedia Foundationは2026年1月15日、オンライン百科事典「Wikipedia」が創設から25周年を迎えたと[発表]{target=“_blank”}した。 これにあわせて、記念キャンペーン「Wikipedia 25」を開始し、ボランティア編集者の活動を紹介する動画シリーズの公開や、AI時代におけるWikipediaの価値を示す取り組みを打ち出した。 Wikipediaは2001年に公開され、誰でも編集に参加できる百科事典として発展してきた。現在では300以上の言語で6500万超の記事を掲載し、月間の閲覧数は約150億回にのぼる。非営利組織によって運営されている点も特徴で、世界で最も利用されているウェブサイトの一つとなっている。 @[YouTube] ## 編集者に焦点を当てた公式動画シリーズを公開 25周年キャンペーンの一環として、ウィキメディア財団は初めて公式の動画ドキュメンタリーシリーズを公開した。世界各地のボランティア編集者8人を取り上げ、Wikipediaの記事がどのように作られ、検証されているのかを紹介している。 Wikipediaのコンテンツは、約25万人の編集者によって執筆・編集・ファクトチェックが行われており、財団は「AI時代においても、信頼できる知識は人によって支えられている」と強調している。 ## タイムカプセルや参加型企画も展開 同日には「[25 Years of Wikipedia]{target=“_blank”}」と題したデジタル・タイムカプセルも公開された。創設者のジミー・ウェールズ氏が語る立ち上げ当時のエピソードや、世界的な出来事とWikipediaの関わりを振り返る内容が盛り込まれている。 このほか、Wikipediaの将来像をテーマにしたインタラクティブなクイズなど、利用者が参加できる企画も用意された。 ## AI時代の知識基盤としてのWikipedia 財団は、生成AIの普及が進む中で、Wikipediaの役割が一層重要になっていると位置づける。Wikipediaの記事は、検索エンジンや音声アシスタント、生成AIチャットボットなどで参照・活用されており、高品質な学習データとしても利用されている。公式発表では、Wikipediaが「人間によって作られ、検証された知識の集合体」である点が、AI時代における強みとして示された。 ## MicrosoftやMistral AIなどと新たなパートナーシップ こうした背景のもと、ウィキメディア財団はWikimedia Enterpriseを通じて、テクノロジー企業との連携を拡大している。 過去1年間で、Microsoft、Mistral AI、Perplexityのほか、Ecosia、Pleias、ProRataといった企業が新たにパートナーに加わった。既存のパートナーにはAmazon、Google、Metaなどが含まれる。 これらの企業は、Wikipediaのコンテンツを大規模に利用できる一方で、非営利モデルを支える形で財団を支援する仕組みとなっている。 ## 人間中心のAI戦略を継続 ウィキメディア財団は、AIの活用についても「編集者を支援するための技術」と位置づけており、人間中心のAI戦略を掲げている。編集作業の効率化やアクセシビリティの向上を図りつつ、知識の信頼性を維持することを目的としている。 財団は今後も2026年を通じて、オンラインイベントや各地のコミュニティによる取り組みなど、25周年を記念した活動を継続する予定だとしている。 :::box [関連記事:Wikipedia、AI企業に「知の還元」を要請──無断スクレイピングから有料API「Wikimedia Enterprise」へ、持続可能な共創を目指す] ::: :::box [関連記事:Wikipedia、Kaggleと提携しAI学習用構造化データセットを公開] ::: :::box [関連記事:AIクローラーがWikipediaなどに与える負荷が深刻な局面] ::: :::box [関連記事:米Cloudflare、Perplexityがrobots.txtなどの「クロール禁止」指示を回避しているとの検証結果を公表] ::: :::box [関連記事:Wikipedia、お前もか――AI生成記事が直面する課題を可視化、英語版の4.36%がAI生成と推定] :::

mailmagazine_Benefit_260109
FOLLOW US
各種SNSでも最新情報をお届けしております