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2026/3/27 [FRI]
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「AGIはすでに実現していると思う」NVIDIAのジェンスン・ファンCEOが発言

米半導体大手NVIDIAのCEO、ジェンスン・ファン氏は2026年3月23日、コンピュータ科学者レックス・フリッドマン氏の[ポッドキャスト]{target=“_blank”}に出演し、「AGI(汎用人工知能)はすでに実現していると思う」と述べた。AIの進化やAIエージェント、AIインフラの将来像について語る中での発言で、AIの到達点をめぐる議論を呼んでいる。 ## AGIは「すでに実現していると思う」と発言 インタビュー終盤、フリッドマン氏がAGIの実現時期について尋ねた際、ファン氏は次のように答えた。 **“I think it's now. I think we've achieved AGI.”(今だと思う。私たちはすでにAGIを達成したと思う。)** この発言は、AGIの定義をめぐる議論の流れの中で出たものだ。ファン氏は、AGIを評価する一つの基準として「人間が行う仕事をAIが実行できるかどうか」という観点を挙げている。 ## AGIの基準は「人間の仕事をAIがこなせるか」 ファン氏は、AIの能力を評価する際に重要なのは、単に知識を持っているかどうかではなく、実際の仕事を遂行できるかどうかだと説明した。その観点では、現在のAIはすでに多くの知的作業を実行できるようになっており、AGIと呼べる段階に近づいているとの認識を示した。 ## コンピュータは「AIファクトリー」へ ファン氏は、AIの普及によってコンピューティングの役割が大きく変化しているとも指摘した。従来のコンピュータは主にデータの保存や検索を担っていたが、AI時代には**知能を生成する「AIファクトリー」** として機能するようになるという。 AIファクトリーでは、大量の計算資源を用いてAIモデルがトークンを生成し、企業や社会に価値を生み出す。この考え方は、データセンターを単なるITインフラではなく、知能を生み出す生産基盤として捉えるものだ。 ## OpenClawに言及、AIエージェントは「デジタルワーカー」に ポッドキャストでは、AIエージェントの進化についても議論された。ファン氏は、AIがツールを利用し、データにアクセスしながら複数のステップにわたるタスクを実行できるようになることで、AIが「デジタルワーカー(Digital Worker)」として機能する可能性が高まっていると述べた。こうしたエージェント型AIの例として、コンピュータ操作を自律的に行うシステムにも言及し、OpenClawのようなエージェントはアプリケーションやツールを操作しながら作業を進めることができると説明した。こうした技術の進展により、AIは単に質問に答える存在から、実際の業務を担う存在へと変化しつつあるという。 ## AIの能力を拡大する「4つのスケーリング」 AIの進化について、ファン氏は能力向上を支える要素として次の4つを挙げた。 - Pre-training(事前学習) - Post-training(事後学習) - Test-time scaling(推論時スケーリング) - Agentic scaling(エージェント型スケーリング) AIの能力は、こうした複数のスケーリングを組み合わせることで拡大し続ける可能性があるとの見方を示した。 ## AI拡大の課題は電力 一方で、AIインフラの拡大には物理的な制約も存在する。ファン氏はその一つとして電力供給を挙げた。 大規模AIシステムでは膨大な計算能力が必要となり、データセンターの電力消費やエネルギーインフラが今後のAI発展において重要な要素になると指摘している。 ## AGIをめぐる議論は続く 今回の発言はAGIの定義や到達時期をめぐる議論の中で出たものであり、解釈は専門家の間でも分かれる可能性がある。 ただし、AI計算基盤の中心的企業であるNVIDIAのトップが「AGIはすでに実現していると思う」と述べたことは、AIの進化をめぐる議論に改めて注目を集める発言となっている。 @[YouTube] :::box [関連記事:NVIDIA、GTC 2026で次世代AI基盤を発表 「Vera Rubin」を軸にエージェント・ゲーム・宇宙領域へ展開] ::: :::box [関連記事:NVIDIA、次世代AI基盤「Rubin」をCESで正式発表──GPU「Rubin」と新CPU「Vera」を含む6チップ構成、推論コストは最大10分の1に] ::: :::box [関連記事:自律的すぎるAIエージェント「OpenClaw」急拡大の裏で相次ぐ警告──今後のAI利用を占う分水嶺に] ::: :::box [関連記事:「Claw」はチャット型LLM、コード実行型エージェントの上位レイヤーである──OpenAIカーパシー氏がOpenClawで話題の新概念を位置づけ] ::: :::box [関連記事:中国Tencent、OpenClaw連携「微信ClawBot」公開——13億人超のWeChatからAIエージェント操作] :::

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