特集
FEATURE
ビジネス
BUSINESS
ラーニング
LEARNING
エンジニアリング
ENGINEERING
学術&研究
ACADEMICS & STUDY
公共
PUBLIC
エンタメ&アート
ENTERTAINMENT & ART
1~13 / 2520件
Googleは2025年12月4日(現地時間)、Geminiアプリに新たな推論モード「Gemini 3 Deep Think」を追加したと[発表]{target=“_blank”}した。 同社はブログで、「Today, we’re rolling out Gemini 3 Deep Think mode to Google AI Ultra subscribers in the Gemini app.」と述べており、最上位サブスクリプションプラン「Google AI Ultra」の加入者を対象に、Geminiアプリで順次ロールアウトしている。利用するには、モデル選択で「Gemini 3 Pro」を選び、プロンプト入力欄から「Deep Think」モードをオンにする。 ## 高難度課題向けに推論能力を強化 公開された「Gemini 3 Deep Think」は、回答を出力する前に複数の推論ステップを挟むことで、従来よりも深い推論ができるよう設計されたモードだ。Googleはブログで、同モードが「meaningful improvement in reasoning capabilities」を提供し、複雑な数学・科学・論理推論に取り組む場面を想定していると説明している。 具体的には、高度な並列推論(advanced parallel reasoning)を用いて複数の仮説を同時に探索するアプローチを採用することで、問題解決の過程を強化しているという。これにより、単に次の単語を即座に予測するのではなく、複数の候補を比較しながら解答に至るプロセスを踏めるとしている。 Googleは、Gemini 3 Deep Thinkが高難度ベンチマークで次のようなスコアを記録したと紹介している。 - Humanity’s Last Exam:ツールなしで 41.0% - ARC-AGI-2:コード実行ありで 45.1% 同社は、これらの結果について「industry leading」「unprecedented(前例のない)」と表現しており、深い推論が求められるベンチマークにおいて業界トップレベルの性能を示したと位置づけている。また、今回のGemini 3 Deep Thinkは、国際数学オリンピック(IMO)や国際大学対抗プログラミングコンテスト(ICPC)World Finalsで「gold-medal standard」とされる水準に達した「Gemini 2.5 Deep Think」の系譜にあると説明されている。 ## 利用対象は「Google AI Ultra」加入者 日本向けの公式プランページでは、Google AI Ultraの料金は月額3万6400円(税込)と案内されている。現時点(2025年12月8日)では、GeminiアプリでのDeep ThinkおよびGemini Agentについては「米国のみ、英語のみで利用可能」とされており、機能レベルでは提供地域に制限が設けられている。 :::box 関連記事:[Google、「Gemini 3」を正式発表──推論・マルチモーダル性能を強化した最新モデル、本日より提供開始] ::: :::box 関連記事:[直感で解くAI──Google、Gemini「Deep Think」を月額36,800円のUltra向けに提供開始] ::: :::box 関連記事:[Gemini Deep Think、国際数学オリンピックで AI 初の“金メダル”水準に到達──ICPCでも人間トップクラスと同等の成績] ::: :::box 関連記事:[曖昧さ払拭、GoogleがGeminiの制限を公式明記—無料は1日5プロンプト、Ultraは500] ::: :::box 関連記事:[Google I/O 2025で示された“AIネイティブ”戦略の全貌──Gemini 2.5、AI検索、Veo 3など新機能群を発表] :::
Ledge.aiにソリューション情報を掲載しませんか?
使い方や具体的な目標などを詳しくご説明します
お問い合わせ