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2026/2/14 [SAT]
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社会をシミュレートするAI「Simile」が1億ドル調達。実在の人間をモデルにした数百万人のエージェントが意思決定を予見

AIスタートアップSimileのCEOであるJoon Sung Park氏は2026年2月13日、実在の人間をモデルにしたエージェントで構成される「社会のAIシミュレーション」を構築したと[発表]{target=“_blank”}した。製品や政策など、数百万人規模に影響を与える意思決定を事前に再現・検証できる基盤モデルの開発を進めているという。 ![introduce simile.jpg] :::small 画像の出典:[Joon Sung Park氏のXアカウントより]{target=“_blank”} ::: あわせて、同社はSeries Aラウンドで1億ドル(約150億円)を調達したことを明らかにした。リード投資家はIndex Venturesが務め、Hanabi、A*、Bain Capital Ventures(BCV)らが参加した。また、個人投資家としてAndrej Karpathy氏、Fei-Fei Li氏、Adam D’Angelo氏、Guillermo Rauch氏、Scott Belsky氏らも出資者に名を連ねている。 ## 実在人間に基づくエージェントで社会を再現 [Simile]{target=“_blank”}は、人間の行動や意思決定を再現する基盤モデルの開発を専門とする企業である。CEOのJoon Sung Park氏は、かつてスタンフォード大学で「生成エージェント(generative agents)」の研究を主導した経歴を持つ。 同社のシミュレーション基盤は、実在の人間をモデル化したエージェントを多数配置し、それらの相互作用を通じて社会全体の動向を再現する仕組みである。現在は、あらゆる状況や規模において人間行動を予測可能な基盤モデルの開発に注力している。 ## 意思決定の「フライトシミュレーター」 すでに企業向けの実装も始まっており、Simileは自社プラットフォームを**「重要な意思決定のためのフライトシミュレーター」**と定義している。用途として挙げられているのは以下の例だ。 - **IR・経営戦略**: 決算説明会(earnings calls)における投資家の反応予測 - **法務・訴訟**: 訴訟結果のモデリングとシミュレーション - **公共政策**: 政策変更が社会に及ぼす影響のテスト ## 開発の加速と世界規模への拡張 今回調達した1億ドルは、社会シミュレーション基盤の開発を加速するための資金として充てられる。 同社は将来的な展望として、個人、組織、文化、国家などの多層的な相互作用を扱う大規模モデルへと拡張する方針を示している。これにより、世界規模での社会シミュレーションの実現を目指すとしている。 :::box [関連記事:100万人都市シミュレーター「CitySim」で未来を検証] ::: :::box [関連記事:中国・中関村アカデミー、10億人シミュレーションを実証──「地球規模の社会シミュレーション」へ] ::: :::box [関連記事:LLMエージェントでSNSの「バズ」を再現──投稿人気を高精度予測する手法「PopSim」提案] ::: :::box [関連記事:AIエージェントが法廷シミュレーションを進化させる:AgentCourt] ::: :::box [関連記事:人間の意思決定や反応を「先読み」する基盤AI——独米チームが「Centaur AI」を発表] :::

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