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2025/12/9 [TUE]
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Meta、メタバース投資を大幅縮小 Reality Labsの予算を最大3割カットしAIウェアラブルへ集中

Metaが2026年度に向け、メタバース関連事業の予算を大幅に削減し、AIを活用したウェアラブル端末へ投資を振り向ける方針であることが分かった。2025年12月4日に[Bloomberg]{target=“_blank”}をはじめとする複数の主要メディアが、同社内部の協議内容に詳しい関係者の話として報じている。こうした削減案は現時点では協議段階であり、最終決定には至っていないとされる。Metaは報道に対しコメントを控えている。 ## Reality Labsの予算を最大30%削減する案を協議 報道によると、Metaはメタバース領域を担うReality Labs部門の年間予算について、最大30%の削減案を検討しているという。2026年度の予算編成をめぐって幹部らが協議を進めており、削減幅によっては2026年1月にもレイオフが行われる可能性が指摘されている。 Reality Labsは、VRヘッドセット「Quest」シリーズや仮想空間サービス「Horizon Worlds」、ARデバイス開発などを担当しており、2021年以降の累計損失は700億ドル超に達しているとされる。多額の投資が続くReality Labsの採算性は、以前から投資家の懸念材料であったと報じられてきた。 ## 投資をAIウェアラブルへ再配分する方針 複数メディアの報道では、Metaがメタバース関連プロジェクトへの支出を絞り込む一方、AIを活用したウェアラブル端末を重点領域に据える方針を示している点で一致している。Ray-Banと共同開発する「Ray-Ban Meta」などのAIグラスや、音声・視覚認識を活用する新型AIデバイスが今後の中核になると報じられている。 Metaは2025年にAI研究組織「Superintelligence」部門を設立するなど、AI研究体制を強化している。生成AIモデルの高度化やAI人材獲得競争が進む中、AIとハードウェアの融合領域にリソースを集中させる狙いがあるとみられる。 報道後、Meta株は上昇しており、Reality Labsへの巨額投資を抑え、AI関連分野に集中する方向性を投資家が好感したとの見方も伝えられている。 :::box [関連記事:Meta、個人向け「Superintelligence」宣言──スマートグラスが“主端末”になる未来を提示] ::: :::box [関連記事:Meta、AIグラス上位モデル「Meta Ray-Ban Display」を発表──「パーソナルスーパーインテリジェンス」への第一歩、米国で9月30日発売] ::: :::box [関連記事:Meta Reality Labs「ProMemAssist」:ユーザーの“話しかけていいタイミング”を推定するスマートグラス] ::: :::box [関連記事:Meta、「SAM 3」を発表──テキストや画像例をプロンプトに、画像・動画内の物体を一括検出・分割・追跡 併せて「SAM 3D」で人物・物体の3D生成にも対応] :::

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