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中国でAIエージェント「OpenClaw」をめぐる動きが広がっている。2026年3月に入り、地方政府が補助金制度で導入を後押しし、市場では関連銘柄の株価が上昇。中国の大手クラウド企業も導入支援を進めている。一方で当局はセキュリティリスクへの警戒を示しており、政府機関や国有企業では業務端末への導入を制限する動きも出ている。 中国の開発者コミュニティでは、OpenClawでAIエージェントを育てることを「养虾(エビを育てる)」と呼ぶミームが広がっており、SNSなどでも話題になっている。 ## 地方政府がOpenClaw導入を補助金で支援 地方政府はOpenClaw関連の産業育成を進めている。 深圳市龍崗区は2026年3月7日、OpenClawを活用したアプリケーションなどの導入支援として、プロジェクト総投資額の40%以内、年間最大200万元の補助制度を提示したことを[深セン新聞]{target=“_blank”}などが報じた。また、国内大規模モデルの利用費については実費の30%、年間最大100万元を補助する制度も設けているという。 江蘇省無錫市でも同月、AI関連の研究開発を支援する政策を[発表]target=“_blank”}した。OpenClawなどのオープンソースツールを活用したAI技術の研究開発について最大500万元を補助するほか、AIオープンソース実験室の設立には最大100万元、AI応用の実証プロジェクトには調達額の20%、上限200万元の補助を行うとしている。 こうした政策の狙いは、AIエージェントやAIアプリケーションの産業集積を促進することにあるという。 ## 市場も反応、関連銘柄が上昇 政策支援への期待を背景に、中国の株式市場でも関連銘柄が動いた。 UCloud Technology、QingCloud Technologies、Hangzhou Shunwang TechnologyなどのAI関連企業の株価が上昇し、OpenClaw関連銘柄として注目を集めている。 また、中国のクラウド企業もOpenClawの導入環境を整備している。Tencent Cloud、Alibaba Cloud、Baidu AI Cloudなどがクラウド上でOpenClawを簡単に展開できるサービスを提供している。 深圳では2026年3月上旬、テンセント本社周辺でテンセントクラウドのエンジニアがOpenClaw導入を支援するブースが設けられ、ノートPCを持った開発者やAI愛好家が導入のため列を作る様子も報じられている。 **■ TencentのOpenClaw導入支援イベントの様子** ![tencent ai openclaw x.jpg] :::small 画像の出典:[Tencent AI公式Xより]{target=“_blank”} ::: ## 中国当局はセキュリティリスクに警戒 一方で中国当局はOpenClawの安全面について警戒を強めている。 中国国家インターネット応急センター(CNCERT)は2026年3月10日、OpenClawの利用に関するセキュリティ警告を[発表]{target=“_blank”}し、秘密情報の漏えいや重要データの削除、悪性プラグインの利用、高・中危険度の脆弱性などのリスクを指摘した。 [Reuters]{target=“_blank”}は11日、こうした懸念を背景に、一部の国有企業や政府機関では業務用PCや社内ネットワークに接続された端末へのOpenClaw導入を制限し、既存環境の停止や削除を求める動きが出ていると報じている。 ## テンセント、AIエージェント「WorkBuddy」投入 テンセントはAIエージェントツール「[WorkBuddy]{target=“_blank”}」を展開している。 **■ TencentのAIエージェントツール「WorkBuddy」。公式サイトでは「Work Smart, Not Hard」というコンセプトを掲げている** ![WorkBuddy.jpg] :::small 画像の出典:[Tencent AI]{target=“_blank”} ::: WorkBuddyは企業向けコミュニケーションツール「企業微信」と連携し、ユーザーの指示に基づいてローカルPC上での資料検索やファイル送信などの作業を実行できるAIツールだ。公式サイトでは「Work Smart, Not Hard(賢く働こう、無理に働くのではなく)」というコンセプトを掲げ、「ダウンロードしてすぐ使える」「設定不要」といった導入の容易さを特徴としている。 :::box [関連記事:自律的すぎるAIエージェント「OpenClaw」急拡大の裏で相次ぐ警告──今後のAI利用を占う分水嶺に] ::: :::box [関連記事:「Claw」はチャット型LLM、コード実行型エージェントの上位レイヤーである──OpenAIカーパシー氏がOpenClawで話題の新概念を位置づけ] ::: :::box [関連記事:Manus AIがAlibabaのQwenと提携、汎用AIエージェントの開発・展開を加速へ] ::: :::box [関連記事:アリババ、新世代 GUIエージェント「MAI-UI」を発表──スマホ操作ベンチマークでOpenAI超え] ::: :::box [関連記事:“行動するAI”が現実に 2025年上半期のAIエージェントの現在地は] :::
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