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mixi2、生成AIに対するポリシーを公表 投稿イラストはトレーニングデータとして利用しない方針を明示
MIXIは2025年1月14日、新SNS「mixi2」にて「生成AIに対するポリシー」を[発表]{target=“_blank”}し、同プラットフォーム上に投稿されたイラストなどの創作物を、外部または自社が開発する生成AIモデルの学習データとして利用しない方針を明確に打ち出した。 mixi2によると、ユーザーが投稿した創作物をAIのトレーニングデータとして活用し、そこから新たなイラストコンテンツを生成するようなサービスを提供する予定はないという。これは、投稿者の著作権や創作物に対する権利を重視し、生成AIに伴う権利侵害リスクに配慮した対応の一環だ。 また、第三者によるクローリングやスクレイピングを利用規約で禁止するなど、外部からの不正なデータ収集を防ぐための対策も強化している。著作物の保護とクリエイターの権利尊重を徹底することで、ユーザーが安心してコンテンツを投稿できる環境づくりを進める考えだ。 近年、生成AIはイラストや文章などさまざまな領域で急速に進化し、多くのサービスやツールに組み込まれ始めている。一方で、学習データとして扱われる著作物の権利保護やクリエイターの収益確保といった課題も浮上している。mixi2の今回の方針は、こうした懸念に対し明確な姿勢を示した例として注目されている。 :::box [関連記事:X(旧Twitter)、AI学習にユーザーデータを活用可能とする新プライバシーポリシーを11月15日に適用へ] ::: :::box [関連記事:AI Picasso、商用利用可能なAIアート生成モデル「Emi 3」を無償公開 200単語の詳細プロンプトに対応し、自然かつ表現豊かに画像を生成する] ::: :::box [関連記事:Procreate、生成AI機能の導入を拒否し「人間の創造性を守る」と宣言] ::: :::box [関連記事:Adobe、クリエイターが生成AIトレーニング使用を拒否できる新アプリ「Content Authenticity」を発表] ::: :::box [関連記事:YouTube、自身のコンテンツを第三者企業のAIモデルトレーニングに使用するか否かを選択できる機能を導入]{target=“_blank”} :::