特集
FEATURE
ビジネス
BUSINESS
ラーニング
LEARNING
エンジニアリング
ENGINEERING
学術&研究
ACADEMICS & STUDY
公共
PUBLIC
エンタメ&アート
ENTERTAINMENT & ART
1~13 / 2570件
脳と機械を直接つなぐブレイン・コンピューター・インターフェイス(BCI)を開発する米スタートアップ Neuralink が、BCIデバイスの量産を2026年に開始する計画を示した。創業者の イーロン・マスク 氏が2026年1月1日の同氏のXへの[投稿]{target=“_blank”}で明らかにした。 マスク氏は投稿で、NeuralinkがBCIデバイスの高ボリューム生産を2026年に開始し、手術工程を大幅に簡略化した、ほぼ完全に自動化された外科手術へ移行すると説明した。これまで同社のBCIは、主に臨床試験向けに限定的な規模で製造されてきたが、今後はより多くの患者への提供を想定した製造フェーズへの移行を見据える。 ![elon x post neuralink2026.jpg] :::small 画像の出典:[イーロン・マスク氏のX投稿より]{target=“_blank”} ::: ## 手術の自動化と侵襲性低減 マスク氏はあわせて、BCIデバイスに用いられる電極スレッドが、脳を覆う硬膜(dura)を除去することなく貫通する設計になると述べた。従来の脳外科手術では硬膜の切開や除去を伴うケースが多く、これを不要とする構造は、手術の侵襲性を抑える点で重要な意味を持つとされる。同氏はこの点について「大きな進展だ(This is a big deal)」と強調した。 Neuralinkは、ロボットを用いた手術システムの開発を進めており、将来的には手術工程の標準化や効率化、医師の負担軽減を図る構想を示してきた。今回の投稿は、量産体制の構築と並行して、自動化された手術プロセスを実運用に移行させる方針を示したものとなる。 ## 臨床試験の進展と背景 マスク氏がリポストした投稿によると、Neuralinkは2025年にかけて、米国以外の地域も含め臨床試験を拡大してきた。重度の発話障害を対象とした技術については、米食品医薬品局(FDA)からブレークスルー・デバイス指定を受けたほか、英国や中東、カナダでの臨床試験や手術も実施されたとされる。 これらの試験では、脊髄損傷などにより身体機能に制約のある患者が、思考によってコンピューターを操作する事例が報告されている。現時点でNeuralinkが想定する主な用途は、神経障害や麻痺を持つ患者の支援であり、一般向け利用についての具体的な計画は示されていない。 ## 量産フェーズへの転換点 今回示されたBCIデバイスの量産計画と手術自動化の方針は、Neuralinkが研究・実証段階にとどまらず、実用化と提供規模の拡大を見据えた段階へ進もうとしていることを示すものとなる。今後は、安全性や有効性の検証に加え、各国の規制当局による承認が引き続き重要な要素となる。 :::box [関連記事:イーロン・マスク氏のNeuralink、英NHSと提携し欧州初の臨床試験へ──競合SynchronはiPadデモで先行] ::: :::box [関連記事:Neuralink「脳インプラント」初の被験者、72時間耐久テストに成功 「思考だけでゲーム」も] ::: :::box [関連記事:脳インプラント術後患者の様子を「Neuralink」がライブ配信──思考でゲーム操作、手術ロボの実力も示す] ::: :::box [関連記事:イーロン・マスクの「Neuralink」が脳インプラント手術を初めて実施、被験者は順調に回復] ::: :::box [関連記事:イーロン・マスク率いるNeuralinkの競合Paradromicsが初のヒト脳インプラント記録に成功――NeuralinkはシリーズEラウンドで6億5,000万ドルを調達、ブレイン・コンピュータ・インターフェース(BCI)競争が加速] :::
Ledge.aiにソリューション情報を掲載しませんか?
使い方や具体的な目標などを詳しくご説明します
お問い合わせ