PFN、AIで好きなキャラのCGを自動生成 約6時間で200点以上生む3Dモデル生成も

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株式会社Preferred Networks(PFN)は3月10日、人工知能(AI)におけるディープラーニング(深層学習)技術を活用し、制作者が定義した顔のパーツ、表情、髪の色などに合ったキャラクターのCGを自動生成できるキャラクター自動生成システムを発表した。

キャラクター自動生成システムは、PFNが開発したキャラクター生成プラットフォーム「Crypko(クリプコ)」で利用可能。これまでCrypkoは顔が生成対象だったが、上半身までより高い解像度で生成できる。

3Dモデル生成は約6時間で200点以上を作成できる

実物の写真

3Dスキャンで生成した高精細モデル

また、PFNはキャラクター自動生成システムだけではなく、実物のアイテムを専用の3Dスキャナーに配置し、撮影するだけで、高精細な3Dモデルを簡単に自動生成できる高精細3Dモデル生成システムも発表した。

回転させた3Dモデル(低解像度)

3Dモデルのメッシュ構造

高精細3Dモデル生成システムは、さまざまな材質や大きさの被写体に対応しており、小型のアイテムであれば、約6時間の撮影作業で当日中に200点以上の3Dモデル化を実現する。生成した高精細3Dモデルは市販の編集ソフトで自由に加工・複製し、映像作品やゲームなどで使用できる。

PFNはクリエイティブ産業向けに、キャラクター自動生成システムおよび高精細3Dモデル生成システムを開発した。今後は両システムにより、アニメーション、映画、ゲーム、広告などの制作を支援するとしている。



キャラクター自動生成システムを利用した映像が公開中

さらに、PFNは両システムを利用した映像作品の第1弾として、バーチャルシンガーHACHI(RK Music所属)の楽曲『20』をフィーチャーした短編動画を公開中だ。

動画中の主人公はキャラクター自動生成システムが生成したキャラクターをもとにデザインした。スマホや背景の文房具などのアイテムは高精細3Dモデル生成機能を用いて実物から生成したものをもとにしている。

動画に登場するギターのコンピューターグラフィックス制作過程では、細部の質を上げるために外部クリエイターと共同作業し、精細なデジタル素材を作成できたという。

>>ニュースリリース

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