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Google DeepMindは2026年6月22日、米独立系映画スタジオA24との研究提携を[発表]{target=“_blank”}した。映画制作者が新しいワークフローや制作手法を開発できるよう、複数のプロジェクトで研究開発を進める。 A24は、アカデミー賞作品賞を受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』や、ホラー映画『ミッドサマー』、YouTube発のホラー作品として注目された『Backrooms』などを手がける独立系映画スタジオである。[Wall Street Journal]{target=“_blank”}は、GoogleがA24に約7500万ドルを投資していると報じている。 ## 映画制作者のワークフロー開発で協力 今回の提携は、特定のAI製品や映画制作ツールの提供開始ではなく、研究開発を目的とした協力として発表された。Google DeepMindとA24は、複数のプロジェクトを通じて、映画制作者が使う新しい技術や制作ワークフローの開発に取り組む。 Google DeepMindは、将来のツールは実際に使うクリエイター自身によって形づくられるべきだとしている。A24の映画制作者が制作プロセスのなかでGoogle DeepMindの技術に触れ、研究者側は現場からのフィードバックや助言を得る構図になる。 同社は、A24の映画制作者とGoogle DeepMindの研究者が並行してテスト、反復、構築を進めることで、次世代エンターテインメントと先端技術の距離を縮めるとしている。 ## 作家性の強い映画をブランド化してきたA24 A24は、映画作家の個性を前面に出した作品づくりで知られる独立系映画スタジオである。『ムーンライト』や『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞作品賞を受賞し、『ミッドサマー』『ヘレディタリー/継承』などのホラー作品でも、作品そのものとスタジオ名が結びつくような存在感を築いてきた。 Kane Parsons氏による『Backrooms』も、そうしたA24の現在地を示す作品のひとつだ。YouTubeで話題になったホラー映像シリーズをもとにした長編映画で、全米公開後に大きな反響を呼び、日本公開も決まっている。 ![bakrooms.jpg] :::small 画像の出典:[A24]{target=“_blank”} ::: 今回の提携で特徴的なのは、Google DeepMindが研究開発の相手として、伝統的な大手映画会社ではなくA24を選んだ点である。映画賞で評価される作家性の強い作品から、若い世代に届くネット発の映像文化まで接点を持つA24と、映画制作者が実際に使うワークフローのなかでAI研究を進めることになる。 ## 研究提携にあわせGoogleがA24へ投資 Googleは今回の提携にあわせ、A24への投資も明らかにしている。Wall Street Journalは、投資額が約7500万ドル、日本円で約121億円にのぼると報じた。 Google DeepMindは今回の提携を、「研究と共有された好奇心に根ざした共同の旅の始まり」と位置づけている。映画制作の現場で生まれる発想や課題を取り込みながら、AI研究を次世代のエンターテインメント制作につなげようとする動きといえる。 **Google DeepMind共同創業者兼CEOのDemis Hassabis氏のコメント:** 映画制作者と初期段階から協力し、アーティストの創造的なビジョンを支えるAI機能を構築するとしている ![DemisQuote_withtitle.width-1000.format-webp.webp] :::small 画像の出典:[Google]{target=”_blank”} ::: :::box [関連記事:Google、ピクサー出身監督と制作した短編アニメをサンダンス映画祭でプレビュー上映へ──AIを制作工程に組み込む新たな表現手法を提示] ::: :::box [関連記事:Google、生成AI新モデル「Veo 3」「Imagen 4」「Flow」を発表 ─ 音声付き動画生成と映画制作ツールで創造性を拡大] ::: :::box [関連記事:ハリウッドで著作権クリーンなAIの活用が本格化、制作会社Asteriaの映像生成AI「Marey」実案件投入進む] ::: :::box [関連記事:OpenAI「Sora」をハリウッドに売り込み中か] ::: :::box [関連記事:アカデミー賞が生成AI使用に初の指針明文化、「人間の創造性」を重視:AI使用はノミネートの可能性に「プラスにもマイナスにもならない」] :::