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グラミー受賞の超大物プロデューサーが音楽生成AI「Suno」の戦略アドバイザーに就任、賞金総額10万ドルのリミックスコンテストを開始
AI音楽生成企業のSunoは2024年10月22日、4度のグラミー賞受賞歴を誇るスーパープロデューサー、ティンバランド氏が同社の戦略アドバイザーに就任したことを[発表]{target=“_blank”}した。 数か月にわたり同プラットフォームのトップユーザーであったティンバランド氏は、クリエイティブ戦略を推進し、新世代のアーティストに革新と創造を刺激するための戦略アドバイザーとなる。 音楽生成AIツールのSunoとUdioは6月、米国の3大レコード会社から著作権侵害で[提訴]{target=“_blank”}されている。同訴訟に対し両社は8月に正式に反論を展開し、音楽業界におけるAIツールの正当性を主張した。このような中での同パートナーシップは、ティンバランド氏のAI音楽制作ツールへの支持を示すSunoサイドからの新たな反撃となっている。 ## 音楽業界におけるAIの進化を象徴するコラボレーション SunoはAIを活用した音楽制作ツールとして、特にその「Covers」機能が注目されている。この機能により、楽曲のメロディーはそのままに、スタイルを変えて新たなサウンドを作り出すことができる。ティンバランド氏は自身の最新シングル「Love Again」を使用して、この技術の可能性を自らデモンストレーションし、AIツールを使った新しいリミックスの形を提示している。 @[YouTube] ## 賞金総額 10万ドル「リミックスコンテスト」 ティンバランド氏は、Sunoで「Love Again Remix Contest」を開始し、総額10万ドルを超える賞金を提供するとしている。このコンテストは10月23日から11月8日まで開催され、応募者はSunoのツールを使って楽曲をリミックスすることが求められる。ティンバランド氏自身が審査を行い、上位2作品は同氏の公式リリースとして発表される予定。優勝者には25,000ドルの賞金が授与されるとのこと。 ![suno remix contest prize.jpg] :::small 画像の出典:[Suno]{target=“_blank”} ::: :::box [関連記事:AI音楽生成サービスSunoとUdioを著作権侵害で提訴 ユニバーサル、ソニー、ワーナー含む大手音楽企業] ::: :::box [関連記事:SunoとUdio、RIAAからの著作権訴訟に反論:「音楽の未来はフェアユースの中にある」] :::