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2026/2/18 [WED]
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動画生成AI Seedance 2.0波紋拡大、ByteDanceが実在人物・IP生成を当面制限──ハリウッド・日本政府も問題視

中国IT大手の字節跳動(ByteDance)は、動画生成AI「Seedance 2.0」において、実在人物の顔やアニメ・映画などのIPキャラクターを参照した動画生成を当面制限していることが分かった。複数の中国メディアによると、同社傘下の抖音(Douyin)集団の李亮副総裁が2月15日、中国のSNS「Weibo(微博)」への投稿で、実在人物や既存IPを基にした生成を現在はサポートしていないと明らかにした。 報道によれば、李氏はSeedance 2.0について「現在、実在人物の顔を参照した生成やIPキャラクターの生成はサポートしていない」と説明。あわせて、デジタル分身の制作には本人認証が必要であることや、権利侵害防止策を強化していく方針を示したという。 ## Seedance 2.0生成動画が拡散 Seedance 2.0は、テキストや画像、動画などを入力として映像を生成するモデルとして公開され、SNS上で拡散した。とりわけ、実在のハリウッド俳優を想起させる動画が投稿され、議論が拡大した。 動画を投稿したRuairi Robinson氏は、アイルランド出身の映画監督・ビジュアルアーティストで、長編映画の監督やコンセプトアート制作などを手がけてきた人物。Robinson氏がXに投稿した生成動画は海外メディアでも取り上げられ、著作権侵害の可能性を指摘する声も上がった。 **RobloxのプロダクトマネージャーPeter Yang氏は、Xで「このモデル(Seedance 2)で見たものはすべて著作権侵害だ」とコメントした** ![peteryang seedance20 x.jpg] :::small 画像の出典:[Peter Yang氏のX投稿より]{target=“_blank”} ::: ## Robinson氏、YouTubeでテスト動画を公開 Robinson氏はその後、自身のYouTubeチャンネルでSeedance 2.0のテスト動画をまとめて公開した。概要欄では「2026年2月10日に短時間アクセスできたが、その後モデルは引き下げられた(pulled down)」と説明している。 @[YouTube] ## ハリウッド団体、日本政府も懸念を表明 米映画業界団体や俳優組合は、著作権侵害の懸念を表明。一部報道では、米大手スタジオがByteDance側に差し止め通知を送付したと伝えられている。 米[映画業界団体]{target=“_blank”}は、著作権侵害の懸念を表明。一部報道では、米大手スタジオがByteDance側に差し止め通知を送付したと伝えられている。 日本国内でも議論は波及していた。小野田紀美AI戦略担当相が閣議後の会見でSeedance 2.0について言及し、[著作権上の懸念]{target=“_blank”}を指摘。政府側が事実関係の調査に乗り出す方針を示していた。 今回の当面制限は、モデル公開後に拡大した国際的な議論の中で示された対応となる。動画生成AIをめぐっては、実在人物や既存IPの取り扱いをどう設計するかが、引き続き焦点となっている。 :::box [関連記事:政府、中国ByteDanceの動画生成AI「Seedance 2.0」問題で調査へ──小野田AI戦略担当相「著作権侵害は看過できない」] ::: :::box [関連記事:ByteDance、動画生成AI「Seedance 2.0」を公開 マルチモーダル入力と参照機能を強化] ::: :::box [関連記事:カリフォルニア州、俳優のAIデジタル複製を規制する新法を施行] ::: :::box [関連記事:Netflix、生成AI活用を歓迎しつつもルールを明示──成果物や肖像利用は事前承認が必須に] ::: :::box [関連記事:ディズニーとユニバーサル、Midjourneyを著作権侵害で提訴──キャラクター生成をめぐるハリウッドと生成AIの初の本格訴訟] :::

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