Pythonが1位、2022年1月のプログラミング言語ランキング

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画像は「TIOBE Index for January 2022」より

TIOBE Softwareは2022年1月、人気を集めたプログラミング言語を並べた「2022年1月のTIOBE指数」において、「Python」が4カ月連続で1位になったと発表した。

TIOBE Programming Communityインデックスを見ると、1位は「Python」で1.86%増加、2位は「C」で4.94%減少、3位は「Java」で1.30%減少、4位は「C++」で0.73%増加、5位は「C#」で1.73%増加した。

また「Python」は、前年で最も評価を上げたプログラミング言語に贈られる「TIOBE Programming Language of the Year award」を2年連続で受賞した。2021年12月時点では、「C#」がもっとも同アワードに近いと予想されていたが、「Python」が「C#」を追い抜き、同アワードを受賞した。

2021年1月時点で「Java」と「C」に次ぐ3位のプログラミング言語だった「Python」は、2021年10月に初の1位を獲得した。「Python」の人気はそこで止まらず、現在は「Java」と「C」に対して1%以上の差をつけ首位を守っている。

過去、もっとも高い人気を得た言語は2001年の「Java」が記録した26.49%である。「Python」はまだその記録には遠いものの、現在多くの領域で標準の言語となっている。そのためTIOBEは、「Python」の快進撃を止める言語はすぐには現れないだろうと予測している。

そのほか、2021年を通して、「Swift」が13位から10位に、「Go」が14位から13位に、「Kotlin」が40位から29位に浮上するなどの変動が起きた。TIOBEはこの結果から、「Swift」と「Go」を除けば、ランキングのトップ5もしくはトップ3にすぐに変動が起きることは期待できないと述べている。

>>「TIOBE Index for January 2022」(英語)