バカン、送迎バス置き去り防止支援サービス「VACAN PatoKids(β版)」開発、AIを活用し事故を防ぐ

このエントリーをはてなブックマークに追加

株式会社バカンは9月16日、幼稚園や保育園の送迎バス置き去り防止支援サービス「VACAN PatoKids(β版)」を開発したことを発表した。実証実験を通して、幼稚園や保育園で使いやすいようにアップデートしていくという。

開発の背景

昨今、送迎バスの車内に置き去りにされた子どもの事故が相次いでいるが、幼稚園や保育園ではテクノロジーを活用し、子どもの安全を守る仕組みが必要になっている。

同様の事故を防ぐため、これまで飲食店やトイレ、投票所、観光地などで満空状況を検知/配信してきたバカンでは、独自技術を活用し、バス置き去り防止支援サービス「VACAN PatoKids(β版)」を開発したという。

「VACAN PatoKids」について

PatoKidsは、送迎バスの置き去り防止をサポートするサービスだ。

バスの車内に設置したタブレットとAI画像解析を組み合わせることで、人の注意力に依存せずに子どもの置き去りを未然に防ぐ。日常業務に負担をかけずに、子どもの安全をサポートするという。

「VACAN PatoKids」の仕組み


エンジンが切れてから一定時間が経過すると、設置したタブレットからアラームが鳴り、バス後部のQRコードをドライバーがスマホで読み取るまで止まらない仕組みだ。


アラームを止めた後も、車内の画像の解析を続けることで、一定時間経過後にも人が確認された場合は管理者に通知が届くという。これにより人の目とAIのダブルチェックが実現でき、置き去りリスクの低減が期待できる。またドライバーだけでなく管理者なども車内の映像を確認できるため、個人に依存せず組織の力で置き去りを防ぐことができるという。

>>ニュースリリース