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Robloxは2026年2月4日、同社の生成AI基盤「Cube Foundation Model」を活用した新たな制作機能「4D generation(4D生成)」を[発表]{target=“_blank”}した。 4D生成は、従来の静的な3Dオブジェクト生成を拡張し、振る舞いや機能を備えた3Dオブジェクトを自然言語プロンプトから生成できる点が特徴で、Roblox Studio向けにベータ提供を開始する。 ## 静的な3Dから「その場で遊べる」生成へ Robloxによると、4D生成は「インタラクティビティ」という新たな次元を加えることで、生成されたオブジェクトが見た目だけでなく、プレイヤーの期待どおりに機能することを可能にする。例えば、テキストプロンプトで生成した車は、単なる3Dモデルではなく、実際に乗り込み、操作して走らせることができる。 この仕組みは、「スキーマ(schemas)」と呼ばれるルールセットに基づいている。スキーマは、特定のオブジェクトを構成要素に分解し、それぞれに適切な挙動を割り当てる役割を担う。これにより、形状やサイズが異なるオブジェクトであっても、生成後すぐに一貫した動作を実現できるという。 **4D生成の仕組み:** 入力された3Dメッシュ(左)をスキーマに基づいて構成要素へ分解し、それぞれに機能を付与したオブジェクトとして再生成する(右) ![Roblox Cube Foundation Model 3.jpg] :::small 画像の出典:[Roblox]{target=“_blank”} ::: ## Roblox Studioでの制作とプレイヤー参加型生成 4D生成は、Roblox Studio内で有効化することで、クリエイターだけでなくプレイヤー自身が体験内でオブジェクトを生成できる点も特徴だ。プレイヤーは自然言語による簡単なプロンプトを使い、車や飛行機、ドラゴンなどのオブジェクトをその場で生成し、即座にゲームプレイへ組み込める。 Robloxは、この仕組みにより、従来は開発者に限定されていた制作行為を、体験の一部としてプレイヤーに開放できるとしている。新たなゲームプレイの形や、プレイヤーエンゲージメントの拡張につながる可能性があるという。 ## 実証例「Wish Master」で示された効果 公式リリースでは、開発者Laksh氏が手がけるゲーム「Wish Master」での活用事例も紹介された。 Wish Masterでは、プレイヤーが入力した「願い」に応じてオブジェクトが生成される仕組みを採用しており、4D生成によって、走行可能な車や飛行する飛行機、空を舞うドラゴンなどが体験内に出現する。 **4D生成を用いたゲーム「Wish Master」:** プレイヤーが入力したテキストに応じて、体験内にオブジェクトが生成される。 ![image3.webp] :::small 画像の出典:[Roblox]{target=“_blank”} ::: 早期アクセス期間中、4D生成によって16万点以上のオブジェクトが生成され、4D生成を利用したプレイヤーは、平均プレイ時間が64%増加したという。Robloxは、こうしたデータが「その場で遊べる生成」が体験価値を高めることを示していると説明している。 ## Cube Foundation Modelが支える4D生成 4D生成を支える「[Cube Foundation Model]{target=“_blank”}」は、Robloxが3Dオブジェクト生成や、将来的にはシーン全体の生成を視野に入れて構築した基盤モデルだ。Robloxは、アセットや環境、コード、アニメーションなどを自然言語プロンプトから生成する制作基盤の実現を目標に掲げている。 現在のベータでは、限られた種類のオブジェクト生成から提供を開始しているが、同社は今後、現実世界に存在する数千種類のオブジェクトをカバーするオープンなスキーマ体系へと拡張していく方針だ。 ## 次段階としての「real-time dreaming」 Robloxは今回のリリースの中で、4D生成の先にある取り組みとして、「real-time dreaming」と呼ぶ研究プロジェクトにも言及した。 これは、世界モデルを活用し、没入型の環境を生成・反復・デバッグしながら、共同制作までを自然言語で行えるようにする構想だという。 ![roblox real-time dreaming.jpg] :::small 画像の出典:[Roblox]{target=“_blank”} ::: 生成AIによる仮想世界構築をめぐっては、Google DeepMindの「Project Genie」など、世界モデルを用いた研究も進められている。Robloxは、4D生成によって「その場で遊べる」体験を実装しながら、より包括的な世界生成へと研究領域を広げていく考えだ。 :::box [関連記事:“プロンプトで歩ける世界”が現実に──Google、世界生成AIの実験プロトタイプ「Project Genie」米国提供 Google DeepMindの世界モデル「Genie 3」を搭載] ::: :::box [関連記事:テキスト一行で3D世界が動く──Google DeepMind、新AIモデル「Genie 3」を公開] ::: :::box [関連記事:ゲーム制作の未来へ 画像と説明文からリアルタイムに3Dワールドを作るAI「Mirage 2」公開——名画や子どものお絵描きの中も探索可能] ::: :::box [関連記事:Waymo、DeepMindの世界モデル「Genie 3」を活用した自動運転向け生成シミュレーション「Waymo World Model」を発表] ::: :::box [関連記事:会話の裏にある“意図”を理解するAI──NVIDIAとカーネギーメロン大学、「社会的世界モデル」で社会的推論の性能が大きく向上] :::
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