エンタメ&アート

エンタメ&アート
2025/3/4 [TUE]
大阪・関西万博、リアルと融合する「バーチャル万博」を発表 アバターと翻訳機能で国際交流を促進のサムネイル画像

大阪・関西万博、リアルと融合する「バーチャル万博」を発表 アバターと翻訳機能で国際交流を促進

日本国際博覧会協会は2月27日、2025年に開催される大阪・関西万博の体験をオンライン上で可能にする「バーチャル万博」の概要を[発表]{target=“_blank”}した。 利用者はアバターを通じて会場内を移動し、各パビリオンや催事を体験できる。また、リアルタイムのテキストチャット機能に翻訳機能を組み込み、異なる言語を話す参加者同士のコミュニケーションを可能にする。リアルとバーチャルの融合により、世界中からの参加を可能にし、国際交流を促進する狙いがあるという。 ## バーチャル万博の概要と目的 「バーチャル万博」は、大阪・関西万博の全パビリオンや催事会場をデジタル空間で再現し、オンライン上での万博体験を提供する取り組みである。国内外の参加者がインターネット経由でアクセス可能となるため、実際に万博会場へ足を運ぶことが難しい人々も、展示やイベントを体験できる。 この試みの背景には、万博の魅力をより多くの人に伝え、国際的な交流を促進する狙いがあるという。近年のデジタル技術の進展を活用し、新たな形の万博体験を提供することで、未来のイベント運営のモデルケースとすることも視野に入れているとみられる。 ## 主な特徴:アバター体験とリアルタイム翻訳機能 ### 1. 3D空間で再現される万博会場 実際の万博会場に設置されるすべてのパビリオンや催事スペースが、3DやVR技術を活用してオンライン上に再現される。利用者は、PCやスマートフォン、VRデバイスを通じて会場を巡ることができる。 ### 2. アバターを活用した没入型体験 利用者は自身のアバターを作成し、バーチャル空間内を移動できる。パビリオンの展示を鑑賞するだけでなく、他の利用者と同じ空間に存在し、リアルタイムで交流することが可能だ。 ### 3. 多言語対応のテキストチャット バーチャル万博の大きな特徴のひとつが、翻訳機能付きのテキストチャットである。異なる言語を話す利用者同士が、リアルタイムでスムーズに意思疎通を図れる仕組みを採用。これにより、言語の壁を超えたグローバルな交流が可能となる。 @[YouTube] ## バーチャル万博がもたらす新たな価値 バーチャル万博の導入により、地理的な制約を受けずに世界中から万博に参加できる。移動が難しい人々や遠方に住む人々にとって、大阪・関西万博の魅力を体験する新たな機会を提供するという。また、リアルタイム翻訳機能を活用することで、多国籍の参加者が円滑に交流できる場が生まれることも期待される。 バーチャル空間を活用した国際博覧会の開催は、今後のイベント運営の新たなモデルケースとして、VRや3Dモデリング、リアルタイム翻訳といった先端技術の実証の場を提供する。 リアル会場とオンライン空間を融合させた新しい万博の形を示す試みに期待が寄せられる。 :::box [関連記事:大阪・関西万博「バーチャル大阪ヘルスケアパビリオン」が先行して開館、スマートフォン向けメタバースで世界に発信] ::: :::box [関連記事:国産AIによる同時通訳技術開発進む 2025年大阪万博での活用ほか、国際会議想定] :::