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2026/11/7 [SAT]
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フジテレビ、実写ドラマに生成AIを活用する「AI Sandbox」を設置 『救命病棟24時』の事故現場を架空の空撮映像で描く

フジテレビジョンは2026年11月5日、東京都江東区青海の湾岸スタジオに生成AIの実験拠点「AI Sandbox」を設置し、実写ドラマ制作での活用を本格化していると[発表]した。すでに『救命病棟24時』など複数のドラマで使っており、2027年10月をめどに、同社が制作するすべてのドラマで作品やシーンに応じてAIを使える体制を整える。 ## 撮影前のイメージ共有から、事故現場の映像制作まで 『救命病棟24時』では、撮影に入る前に、監督が思い描く場面を生成AIで画像や映像にし、制作・技術スタッフで共有しているという。完成イメージをすり合わせたうえで、実写撮影、VFX(視覚効果)、CG、生成AIなどから、場面に合う手法を選ぶ。 生成AIは医療シーンの細かな映像処理や、実写撮影だけでは再現が難しい事故現場の表現にも使われている。2026年10月12日[放送]の第1話では、爆発事故現場を上空から見た架空の映像をAIで生成し、そこに煙を合成した。 **『救命病棟24時』第1話の爆発事故シーン。AIで生成した架空の空撮映像に煙を合成した** ![fujitv 1026.jpg] :::small 画像の出典:[フジテレビ公式YouTube]{target=“_blank”} ::: ## 制作・技術部門が連携、一部工程の作業工数を最大70~80%削減 フジテレビは2026年7月、デジタル戦略統括室内に「AIセンター」を新設した。同センターのもと、第1スタジオ(ドラマ・映画制作センター)、テックアートデザイン局、AI関連企業のANDENTなどで構成するチームが、同年9月から「AI Sandbox」を運用している。 ANDENTからは、AI開発ユニット「stu」が[参画]。同社のAIスーパーバイザーやAIデザイナーが、フジテレビのディレクター、プロデューサー、技術スタッフとともに、実際の作品づくりを通じて生成AIの使い方を検証している。 フジテレビによると、生成AIを使った一部の映像制作工程では、従来の手法に比べて作業工数を最大70~80%削減できた。この数値は、生成AIを使った特定の工程での検証結果であり、作品全体の制作費の削減率や、制作工程全体の平均削減率を示すものではない。 ## 2026年10月期から毎クール1本以上を「AI強化枠」に フジテレビは地上波のゴールデン・プライム帯で、連続ドラマを年間16本制作している。2026年10月期からは、毎クール1本以上を「AI強化枠」に設定し、実際の制作で得た知見を社内で共有する。2027年10月をめどに全ドラマで活用できる体制を整え、その後はフジ・メディア・ホールディングス傘下の映像関連企業にも取り組みを広げる方針だ。 :::box [関連記事:「20歳女子は港区に収監」──全編AI映像で描く異色のSFコメディ『サヨナラ港区』、読売テレビで9月14日深夜スタート] ::: :::box [関連記事:テレビ朝日、Google Cloudの動画生成AI「Veo」活用を本格化 地上波番組での利用を具体検討] ::: :::box [関連記事:テレビ朝日、サントリー「GREEN DA・KA・RA」のCM映像を全編生成AIで制作 放送現場でのAI活用も進む] ::: :::box [関連記事:Google DeepMind、『ミッドサマー』『Backrooms』のA24とAI研究で提携 映画制作のワークフロー開発へ] :::

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