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Googleは2025年6月25日、Googleスプレッドシートのセル内に「Gemini」をに直接呼び出せる機能を[発表]{target=“_blank”}した。外部のチャットボックスや補助的機能として提供されてきたAIが、表計算ソフトの中核的な操作に統合され、セル単位でデータ生成や分析を実行できる仕組みが整う。これにより、ユーザーはセルから直接、集計やグラフ化などの処理をAIに委ねることが可能となり、作業フローの一体化が進む。 ## Geminiのこれまでの役割と進化 Googleは2024年からGeminiをGoogle Workspaceに導入し、文書作成やチャット支援などで生成AIの活用を広げてきた。スプレッドシートにおいても、数式の提案や表構造の自動生成を段階的に展開してきたが、これまでは「AIに問いかける→AIが返す」という補助的な形にとどまっていた。今回のアップデートでは、セル内でGeminiを直接呼び出し、データ作成や分析に密接に組み込む仕組みを導入した。 ## セルレベルでのAI統合 新機能により、数値データの傾向をAIがセル内から解析し、グラフ生成やリスト展開を行う操作が可能になる。さらに「Help me organize」メニューを通じて、曖昧な指示でも表構造を提案できる。Geminiは従来のチャット型AIから、表計算ソフトの操作に溶け込む「セルレベルAI」へと移行しつつある。 ![6qxe9omov67sP54.gif] :::small 画像の出典:[Google Workspace]{target=“_blank”} ::: ## データ活用の再構築 スプレッドシート上でのデータ集計や分析は、これまで属人的なスキルに頼る面が大きかったが、AIのセル常駐化により標準化が進む。資料作成や数値確認にかかる工数を抑え、意思決定に必要な情報を整えるスピードを引き上げる環境が整う。社内教育や人材配置の面でも柔軟に対応しやすくなる見込みだ。 ## 今後の展開 この機能は現在、英語環境でプレビュー提供が開始されており、順次多言語対応も検討されている。GoogleはGeminiを「セルの中で動作するAI」として位置づけ、高度な自動分析や予測支援を含めたさらなる拡張を計画しているという。 :::box [関連記事:Google、生成AI「Gemini for Workspace」を正式統合 — Gmail・Docs・SheetsにAI支援] ::: :::box [関連記事:“AIに資料作らせ徹夜なくす” 「Duet AI for Google Workspace」一般提供開始] ::: :::box [関連記事:GoogleがAI動画制作アプリ「Google Vids」を発表 — Gemini for Workspaceに新ツール追加] ::: :::box [関連記事:〖主要LLMの最上位モデルを比較〗GPT-4o、Gemini Pro1.5、Claude 3 Opus — 仕事で使えるLLMはどれか?] ::: :::box [関連記事:Anthropic「Claude」がResearch機能とGoogle Workspace連携を実装] :::
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