ラーニング

1~13 / 398件

ラーニング
2026/3/29 [SUN]
AI研究者と哲学者が共著『現代社会を生きるための AI×哲学』刊行のサムネイル画像

AI研究者と哲学者が共著『現代社会を生きるための AI×哲学』刊行

AI研究者の谷口忠大氏、哲学者の鈴木貴之氏、丸山隆一氏による共著書『[現代社会を生きるための AI×哲学]{target=“_blank”}』が2026年2月10日に刊行された。人工知能の技術的な仕組みだけでなく、哲学や倫理、社会制度との関係までを横断的に解説した書籍で、AI時代の人間と社会を考えるための教養書として位置づけられている。 ## AI研究者と哲学者による共著 同書は、AI研究と哲学の両分野の研究者による共著として企画された。 著者の一人である京都大学大学院情報学研究科教授の谷口忠大氏は、ロボティクスや人工知能研究で知られる研究者であり、東京大学大学院人文社会系研究科准教授の鈴木貴之氏は心の哲学や人工知能の哲学を専門とする哲学者である。東京大学大学院人文社会系研究科教授の丸山隆一氏も哲学分野の研究者として、執筆に参加している。 AI技術の理解と哲学的・社会的な視点を組み合わせることで、人工知能をめぐる議論を多角的に整理することを目的としている。 ## 技術・哲学・社会の三つの視点からAIを考える 出版社による紹介では、「技術としてのAI」「心の哲学としてのAI」「社会の中のAI」という三つの視点から人工知能を考える構成とされている。 章立ても、AIの技術的背景を扱う章に加え、意識や感情、人間性といった哲学的テーマ、さらにAIガバナンスや未来の社会制度に関する議論まで幅広いテーマを扱っている。 生成AIの普及により、AI技術は日常生活や社会制度と密接に関わる存在となりつつある。こうした状況の中で、AIの技術的理解だけでなく、それを支える哲学的視点や倫理観、社会課題への理解も重要になっていると指摘されている。 ## 京都大学のAI関連科目の教科書にも 同書は、京都大学で2026年4月に開講予定の統合型複合科目「人工知能と人間社会」の指定教科書として採用されている。AI技術の理解に加えて、人間社会との関係を総合的に考えることを目的とした授業として開講される予定だという。 ## 出口康夫氏や安野貴博氏の推薦 京都大学教授で京都哲学研究所共同代表理事の出口康夫氏は、生成AIの普及を「生成AI革命」と表現し、人間とAIからなるよりよい「われわれ(WE)」のあり方を考えるための書籍として推薦している。 また、チームみらい党首でAIエンジニアの安野貴博氏は、AIの進化が「人間とは何か」という問いを社会に突きつけているとした上で、技術の仕組みから意識や感情をめぐる哲学、民主主義の未来までを考えるきっかけを与える一冊だと評価している。 :::box [関連記事:AI進化の展望、人間中心主義への懸念とWEターンという代案 | 出口康夫 京大教授インタビュー〖第3回〗] ::: :::box [関連記事:NTT 京都に哲学研究所「AIの社会導入のため哲学を進化させる」京大教授と共同で] ::: :::box [関連記事:独哲学者マルクス・ガブリエル氏、京都哲学研究所のシニア・グローバル・アドバイザーに就任「人類は価値観の危機に直面している」] ::: :::box [関連記事:今注目の哲学者はAIと人間について何を考えているのか 東浩紀インタビュー〖vol.1〗] ::: :::box [関連記事:「知能爆発」へ“10年以内”の現実味──オックスフォード大の哲学者マッカスキル(MacAskill)氏らの警告、AIが「数年で1世紀分」の技術進歩を起こし得る] :::

FOLLOW US
各種SNSでも最新情報をお届けしております