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東京大学とNECは2025年3月27日、「Beyond 5G価値共創社会連携講座」において、フィジカル・インテリジェンスを活用したネットワーク制御の実証実験を開始したことを[発表]{target=“_blank”}した。実証は、AIとロボティクスを融合させた「人に寄り添うロボット」のユースケースを通じて、次世代ネットワークの社会実装を見据えたものだという。 ## フィジカル・インテリジェンスとは 文部科学省が提唱する「フィジカル・インテリジェンス」は、AIが身体的機能を獲得し、物理空間においても人に寄り添う存在となることを指す。サイバー空間にとどまらず、災害、少子高齢化といった2030年代の社会課題に対応する手段として期待されている。 **フィジカル・インテリジェンス研究(文科省資料2024.8.6)** ![mext physical intelligence.jpg] :::small 画像の出典:[文科省・2024年8月6日の基礎研究振興部会(第16回)資料より]{target=“_blank”} ::: ### 実証内容①:NW for AIによる映像最適化 今回の実証では、「NW for AI(Network for AI)」と呼ばれるネットワーク制御技術を活用。ロボットに搭載したカメラの映像品質を、ネットワーク帯域や電波状況に応じてリアルタイムで調整した。 これにより、AIによる映像分析に必要な解像度を確保しつつ、通信リソースを効率的に使用することを可能にした。 ### 実証内容②:危険検知とユーザー通知のユースケース もう一つの検証は、「人に寄り添う」ロボットの実用シナリオである。ロボットは以下のような行動を行った: - 人の行動を予測して先回り - 見通しの悪い交差点などで危険を検知 - ユーザーや周囲に通知して注意を促す - 重い荷物を持ちながら安全に先導 ![fig1 honbun.jpg] :::small 画像の出典:[東京大学]{target=“_blank”} ::: これらのユースケースは、高齢者や子ども連れの安全支援など、現実の生活場面での応用が想定されている。 ## 今後の展開 東京大学とNECは、今回の実証を通じて得られた成果をもとに、Beyond 5G技術のさらなる進化と社会実装を目指すとしている。今後は通信事業者や多様な業種との連携を広げ、ネットワーク制御技術とAIロボティクスの実応用拡大を推進する方針だという。 :::box [関連記事:経産省がNTTなどの採択企業を発表 次世代半導体開発に452億円助成] ::: :::box [関連記事:G7デジタル相会合「責任あるAI」目指す共同声明を採択] :::