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2025/5/5 [MON]
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Google、学校現場における生成AI「Gemini」の活用を支援:「学校のためのプロンプトライブラリ」を無料公開

2025年5月1日、グーグル合同会社は、生成AI「Gemini」の教育現場での活用を目的としたPDF資料『学校のためのプロンプトライブラリ』をWebページで[無料公開]{target=“_blank”}した。資料は日本語対応で、学校関係者がすぐに使える具体的なプロンプト(指示文)を多数掲載している。 ![gemini for school1.jpg] :::small 画像の出典:[Google]{target=“_blank”} ::: ## 教員・管理職の業務支援に特化した内容 同資料は、教員や学校管理職の業務に直結する活用例を収録している。たとえば、以下のようなプロンプト例が含まれている。 ### 教員向け - 朝のホームルームでの励ましの声かけ - 授業に応じた確認テストの自動生成 - 学級通信の草稿作成 ![gemini for school2.jpg] :::small 画像の出典:[Google]{target=“_blank”} ::: ### 管理職向け - 朝会スピーチの自動作成 - 保護者説明会用資料の構成提案 - 情報モラル教育の教材案の作成 ![gemini for school3.jpg] :::small 画像の出典:[Google]{target=“_blank”} ::: いずれも、業務効率化や文書作成支援を目的とした実践的なプロンプトとなっている。 ## 「基本編」と「応用編」で構成、視認性にも配慮 資料は「基本編」と「応用編」の2部構成で、それぞれ以下のような使い分けがなされている。 - **基本編** :日常業務に直結するプロンプト(例:授業資料やお知らせ文) - **応用編** :部活動の案内文、式辞、保護者向け文書など多目的な活用例 各プロンプトは、指示の「対象」「内容」「形式・語調」「制約」「完成例」の5要素を色分けして提示しており、初心者にも扱いやすい設計となっている。 ## 安全・倫理にも配慮したAI活用を前提に GeminiはGoogleが開発した大規模言語モデルであり、情報収集、文章作成、要約、翻訳など多様なタスクに対応する。グーグルはAI活用の安全性と倫理性に注力しており、本資料にも個人情報保護や不適切表現の回避に関する設計思想が反映されている。 ## 学校現場のDX推進に向けた一手 教育現場では教員の業務負担や教材作成の効率化が喫緊の課題となっている。今回のプロンプトライブラリ公開により、生成AIの導入がより現実的かつ身近な選択肢となりつつある。 グーグルは本資料を通じて、学校現場における生成AI活用の実践促進を目指しているとみられる。 ## ダウンロードリンク 『学校のためのプロンプトライブラリ』は以下のURLから無料でダウンロード可能である。 [https://services.google.com/fh/files/misc/gemini_prompt.pdf]{target=“_blank”} :::box [関連記事:東京の学校で生成AI導入、16万人規模をコニカミノルタらが支援] ::: :::box [関連記事:Google、「Gemini」に新機能「Gems」と画像生成AI「Imagen 3」を追加] ::: :::box [関連記事:Google「Gemini 2.0 Flash Thinking」発表――思考過程を明示する推論AI] ::: :::box [関連記事:生成AIの利活用に関する教育向けガイドライン Ver.2.0――実践のヒント] ::: :::box [関連記事:山口県、県内すべての公立中学校へ生成AI導入—3万3000人対象] :::

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