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2026/7/22 [WED]
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Google、「Gemini 3.6 Flash」など3モデル発表 AIエージェント向けに性能・効率を改善、脆弱性修正特化モデルも

Googleは2026年7月21日(現地時間)、AIモデル「Gemini 3.6 Flash」「Gemini 3.5 Flash-Lite」「Gemini 3.5 Flash Cyber」の3モデルを[発表]{target=“_blank”}した。 このうち、Gemini 3.6 FlashとGemini 3.5 Flash-Liteは同日から一般提供を開始した。一方、サイバーセキュリティ特化型のGemini 3.5 Flash Cyberは、政府機関と信頼できるパートナーを対象に、コードの脆弱性修正を支援するAIエージェント「CodeMender」を通じて近日中に限定提供する。 ## Gemini 3.6 Flash、性能向上とトークン効率改善を両立 Gemini 3.6 Flashは、Gemini 3.5 Flashを基盤に改良した汎用モデルである。Googleは、コーディング、知識を扱う業務、マルチモーダル処理、Computer UseといったAIエージェント向けベンチマークで、従来世代を上回る性能を示したとしている。 公開されたグラフでは、長期的なソフトウェア開発タスクを測るDeepSWE v1.1で49%、機械学習エンジニアリングを測るMLE-Benchで63.9%、知識業務の評価であるGDPVal-AA v2で1421、Computer Useの評価であるOSWorld-Verifiedで83.0%を記録した。 ![gemini-3-6-flash__evals__figure-.width-1200.format-webp.webp] :::small 画像の出典:[Google]{target=“_blank”} ::: Googleはあわせて、Gemini 3.6 Flashが性能向上だけでなく、出力トークン数の削減でも改善したと説明している。公開グラフによると、DeepSWE v1.1では平均出力トークン数がGemini 3.5 Flashの27.6万から9.7万へ減少した。Artificial Analysis Intelligence Indexでも2.8万から2.3万へ減っており、回答生成の効率を高めたことがうかがえる。 ![gemini-3-6-flash__evals__quality.width-1200.format-webp.webp] :::small 画像の出典:[Google]{target=“_blank”} ::: 料金は、Gemini 3.6 Flashが100万入力トークン当たり1.50ドル、100万出力トークン当たり7.50ドル。Gemini 3.5 Flashより出力単価を引き下げた。最大100万トークンのコンテキスト長と最大6万4000トークンの出力に対応し、Gemini API、Google AI Studio、Android Studio、Gemini Enterprise Agent Platform、Geminiアプリなどで利用できる。 ## Gemini 3.5 Flash-Lite、3.5シリーズ最速・最低価格モデル Gemini 3.5 Flash-Liteは、大量処理や低遅延用途に向けた軽量モデルである。Googleは、Gemini 3.5シリーズの中で最速かつ最低価格のモデルと位置付けている。 翻訳、分類、文書処理、検索、AIエージェントの補助的な推論処理などを想定しており、コストを抑えながら広い用途で使える点が特徴だ。Googleが示したデータでは、Artificial Analysisの測定で毎秒350出力トークンを生成したという。 料金は100万入力トークン当たり0.30ドル、100万出力トークン当たり2.50ドル。Gemini 3.6 Flashと同様に、最大100万トークンの入力と6万4000トークンの出力に対応する。Google検索への展開も進めるとしている。 ## Gemini 3.5 Flash Cyber、脆弱性の発見・検証・修正に特化 Gemini 3.5 Flash Cyberは、Gemini 3.5 Flashを基盤に、ソフトウェアの脆弱性の発見、検証、修正に特化するよう追加学習したモデルである。通常のGemini APIで広く一般提供するのではなく、Google DeepMindのAIエージェント「CodeMender」を通じて限定的に展開する。 サイバーセキュリティ能力を測るCyberGym Evaluationでは、CodeMender内で最大5回呼び出したGemini 3.5 Flash Cyberが83.2%を記録した。Anthropicのエージェント内で動作するMythos Previewの83.1%とほぼ同水準だった一方、OpenAIのエージェント内で動作するGPT-5.6 Solの83.6%、Mythos 5の83.8%、GPT-5.5-Cyberの85.6%は下回った。 ![cyber gym evaluation.jpg] :::small 画像の出典:[Google DeepMind] ::: CodeMenderはGemini 3.5 Flash Cyberを複数回呼び出し、より多くのコード経路を調べた上で、結果を一つの報告書にまとめる。 Google DeepMindによると、Chromeの本番環境向けコード変更を検査するパイプラインでは、Gemini 3.5 Flash Cyberが72%を記録した。Gemini 3.5 Flashの55%、Opus 4.6の54%を上回っている。 ![Chrome Production Commit Scanning Pipeline.jpg] :::small 画像の出典:[Google DeepMind] ::: また、GoogleはV8を対象にした評価で、Gemini 3.5 Flash Cyberが55件の確認済み問題を発見したとも説明している。Gemini 3.5 Flashは47件、Claude Opus 4.6は36件で、Gemini 3.5 Flash Cyberが見つけた問題のうち10件は、比較対象の2モデルが発見できなかったとしている。 脆弱性探索は攻撃にも転用され得るため、Googleは提供先を絞る方針だ。今回の発表でも、政府機関と信頼できるパートナーを対象とした試験プログラムとして展開するとしており、一般開発者向けの通常提供とは区別されている。 :::box [関連記事:Google I/O 2026開催——最新基盤モデルGemini 3.5 Flash発表 24時間動く個人AIエージェント「Gemini Spark」とマルチモーダルモデルGemini Omniなども公開] ::: :::box [関連記事:Google、Gemini 3.5 Flashに画面操作機能「Computer Use」を統合 ブラウザ・モバイル・デスクトップ操作に対応] ::: :::box [関連記事:Google、「Gemini 3 Flash」公開 “Pro級の推論”を低遅延・低コストで、Geminiアプリの既定モデルに] ::: :::box [関連記事:OpenAI、サイバー防御向けAI「GPT-5.5-Cyber」を更新 Claude Mythos 5の公表値を上回る85.6%] ::: :::box [関連記事:OpenAI、コードの脆弱性を発見し修正パッチまで提案するAIエージェント「Codex Security」公開] :::

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