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ブリヂストンの社内ベンチャーがゴム人工筋肉によるやわらかいロボット「Morph」の体験コーナーを設置 5/17から
ブリヂストンは2024年04月23日、社内ベンチャーであるブリヂストン ソフトロボティクス ベンチャーズとクリエイター集団Konelが、未来体験を提供するための共創型プロジェクトを立ち上げたことを[発表]{target=“_blank”}した。 このプロジェクトでは、ゴム人工筋肉を用いた柔らかいロボット「Morph」に身をゆだねる新空間「Morph inn」の体験施設を公開する。期間は2024年5月17日から25日まで東京・表参道の「seeen」に設置されるとのこと。 Morphは、ブリヂストンが独自に開発したゴム人工筋肉(ラバーアクチュエーター)を活用しており、自然界のリズムを模倣した動きを再現するという。この技術によりMorphは、生物の呼吸や潮の満ち引きなどの生物学的な動きの表現を可能にする。このロボットに参加者が直接触れ合うことで、互いの動きを感じ取りながら共感覚的な交流を促進するとのこと。 Morph innは、ただ単に技術を展示する場ではなく、参加者が目的を持たずに自由に過ごすことができる「無目的室」として設計されている。参加者は日常の束縛から解放され、Morphとの交流を通じて新たな感覚体験が得られるという。 ### ブリヂストンのソフトロボティクス事業 ([ブリヂストン ソフトロボティクス ベンチャーズ]{target=“_blank”})を活用した製品やソリューションを開発する。「新たなロボットの手足」として、また産業向けの「器用な手」TETOTEや「触れ合いにより心を動かすソフトロボティクス」umaruなどの製品を生み出している。 ![sub12.jpg] :::small 画像の出典:[ブリヂストン]{target=“_blank”} ::: ### AIによる人工筋肉の計算モデル開発 京大・東大との共同研究 同社は25日に、京都大学の明石望洋情報学研究科助教および東京大学の中嶋浩平准教授との共同研究を通じて、AIを活用した新たな人工筋肉の計算モデルを[発表]{target=“_blank”}した。 この技術は、ソフトロボットのアクチュエータとして用いられる空気圧人工筋肉の動作をAIによるニューラルネットワーク計算で解析し、リズミカルまたはカオスと称される複雑な動作パターンを自律的に生成できることを明らかにした。 この技術により、人工筋肉はより精密で自然な動きを実現可能となり、ロボットだけでなく、医療や介護の分野での応用が期待されている。 ![2404_main_akashi.jpg] :::small 画像の出典:[リリース文より]{target=“_blank”} ::: :::box [関連記事:トヨタ研究所(TRI)柔らかいボディをうまく使って作業するロボット「Punyo(ぷにょ)」を公開] :::