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元OpenAIのAI研究者であるDaniel Kokotajlo氏らは2025年12月31日、AIの急速な進展とその潜在的リスクを描いた将来予測シナリオ「AI 2027」に関連する予測を見直し、AIが人間を明確に上回る能力を獲得する時期についての見通しを、従来より後ろ倒しにしたと[発表]{target=“_blank”}した。 この見直しは、同氏らが運営するAI Futures Projectが2025年12月末に公開した最新の予測モデルによるものだ。公式の説明によると、新モデルでは、AIが人間並み、あるいはそれ以上の能力でコーディングや研究開発を自動化する段階に到達するまでのタイムラインを、従来の想定より数年単位で長く見積もっているという。 ## 予測シナリオ「AI 2027」が提示してきたもの 「[AI 2027]{target=“_blank”}」は2025年に公開されたシナリオで、AIの能力向上が加速した場合に、2020年代後半にも人間を超える汎用的な知能が出現する可能性と、それに伴う社会的・安全保障上のリスクを描いたものだ。物語形式のシナリオとともに、能力向上のマイルストーンやタイムライン予測を示し、AI安全性やガバナンスをめぐる議論の中で広く参照されてきた。 同シナリオは、特定の年を断定するものではなく、複数の前提条件に基づく予測モデルを用いて将来像を提示している点が特徴とされている。 ## 最新モデルで示されたタイムラインの修正 今回公開された最新モデルでは、AIが「完全なコーディング自動化」に至るまでの期間について、旧モデル(AI 2027で用いられた予測)よりも慎重な見積もりが採用された。AI Futures Projectはその理由として、完全自動化に至る前段階でのAIによる研究開発(R&D)加速の効果を、現実的な制約を踏まえて再評価した点を挙げている。 **AI Futures Projectが公開した最新の予測モデル画面。AI 2027で用いられた従来モデルを更新し、AI研究開発の自動化や計算資源の前提を再評価している** ![f2bf7c4b-33b1-4411-acb4-ffe5c2178fa0_1600x906.png] :::small 画像の出典:[AI Futures Model / Eli Lifland氏のX投稿]{target=“_blank”} ::: 研究開発の自動化が進めばAIの進化は複利的に加速する可能性がある一方、その速度や実用化の範囲については不確実性が大きいとし、前回の想定を修正した形だ。 ## 当事者による位置づけと説明 ココタジロ氏は[自身のX投稿]{target=“_blank”}でも、「AI 2027のシナリオよりも進展はやや遅い可能性が高い」と言及している。あわせて、当初から予測には幅があり、今回の更新は新たなデータや前提条件を反映した結果だと説明している。 **AI Futures Modelに基づく1つの想定トラジェクトリー。完全なコーディング自動化(AC)、超人的AI研究者(SAR)、人工超知能(ASI)に至る時期を示している** ![G9dmElOaYAEttaj.jpg] :::small 画像の出典:[AI Futures Model / Eli Lifland氏のX投稿]{target=“_blank”} ::: ## 更新を前提とした予測モデルという位置づけ AI Futures Projectは、今回公開した最新モデルについて、現時点の技術動向や前提条件を反映したものであり、今後の研究開発の進展や実証結果に応じて見直しを行うとしている。AI 2027で提示された予測も、こうした更新の一部として位置づけられており、同プロジェクトは引き続き、モデルの前提や結果を公開しながら予測を更新していく方針を示している。 :::box [関連記事:AGIと超知能がもたらす未来を予見:元OpenAIメンバーが描く衝撃のシナリオ「世界は間もなく気付くが、現時点でそれを理解している者は数百人のみ」] ::: :::box [関連記事:WEELが「AGI終末時計」を公開、2027年の汎用人工知能到来を予測] ::: :::box [関連記事:OpenAI「現在ChatGPTはレベル1」AIシステムの進化を測定する新たな内部評価スケールを導入] ::: :::box [関連記事:OpenAI、「Head of Preparedness(準備責任者)」を高額報酬で再募集──アルトマンCEOが「ストレスフル」と明言、超知能研究の先に来る“運用の責任”] ::: :::box [関連記事:サム・アルトマン氏が語るAGI(汎用人工知能)の経済学と社会的影響:3つの観察点] :::
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