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OpenAIは2025年4月16日、コーディングエージェントツール「Codex CLI」を[リリース]{target=“_blank”}した。 このツールは、ターミナルから直接自然言語でプログラムの編集やシェルコマンドの実行を指示できるのが特徴で、ソフトウェア開発現場における生産性向上を目的としている。 Codex CLIは、OpenAIの推論モデル(デフォルトは「o4-mini」)をバックエンドとして動作し、プロジェクトのディレクトリ構成を自動的に読み込む。ユーザーが自然言語で指示を入力すると、対象ファイルの編集や必要なシェルコマンドの提案・実行を行う。導入はnpmコマンド一つで可能で、すべての処理はローカルで完結する設計のため、コードの外部送信を伴わない。 特徴的な機能として、Codex CLIは3種類の承認モードを提供する。「Suggest」モードではすべての提案に対してユーザーの承認を求め、「Auto Edit」モードではファイル編集のみを自動実行する。「Full Auto」モードでは、コード編集からコマンド実行までを全自動で行うが、安全性を担保するためにネットワーク通信を遮断し、カレントディレクトリ内のサンドボックス環境で動作する仕様となっている。 Codex CLIはOpenAI公式のnpmパッケージとして配布されており、GitHub上ではApache 2.0ライセンスのもとで公開されている。リポジトリには、セットアップ手順、使用例、拡張方法、開発貢献のためのガイドラインなどが整備されており、OSSとしての発展も視野に入れている。 このツールは特に、複雑なコードベースの理解や定型的な修正、反復的なビルド作業に多くの時間を費やしている開発者にとって、日常的なターミナル操作の自動化と省力化を実現するものとみられる。OpenAIは今後もコマンドの安全性管理機能やWindows対応の強化など、さらなる機能拡張を予定しているという。 :::box [関連記事:OpenAI、AIエージェント「Operator」をProユーザーに提供開始 Plusユーザーには「Deep Research」機能を月10回まで提供拡大] ::: :::box [関連記事:OpenAI、新API「Responses API」と「Agents SDK」を発表――AIエージェント開発を加速] ::: :::box [関連記事:「食べログ」「価格.com」運営のカカクコム、全エンジニア約500人にAIコードエディタ「Cursor」を導入──開発生産性向上とAIネイティブ組織へ] ::: :::box [関連記事:Google Cloud、自然言語からWebアプリをAIが自動生成するツール「Firebase Studio」を発表] ::: :::box [関連記事:PKSHA Technology、業務AIエージェント基盤「PKSHA AI Agents」を発表] ::: :::box [関連記事:Anthropic、AIシステムと外部データソースを統合する「Model Context Protocol」を発表] :::