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2026/10/5 [MON]
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Googleと東大松尾研、自治体の生成AI活用9事例を公開 京都の旅程提案から福井の商談練習まで、40超の自治体との対話から

Googleは2026年9月29日、東京大学松尾・岩澤研究室と全国の自治体で進めてきた生成AIのプロトタイプ開発や実装事例をまとめたWebサイトを[公開]した。観光案内や行政情報の検索、企業の商談支援など9事例に加え、自治体職員を主な対象とした無償デジタルスキルトレーニングの受講方法を紹介している。 同社は2024年6月に松尾・岩澤研究室との連携を[発表]によると、2026年9月時点で40を超える自治体と対話を重ねている。掲載事例には、実装済みのサービスと開発・実証段階のプロトタイプが含まれる。 ## 京都では「王道」と「穴場」の旅程を同時に提案 京都府では、京都市内の一部エリアへの観光客集中に対応するため、対話型の旅程生成AIのプロトタイプを構築した。旅行者の日数や移動手段、好みをチャットで聞き取り、「定番の王道プラン」と「混雑を避ける穴場プラン」の2案を同時に提案する。旅行者の条件に合わせた行程を作り、府内各地への周遊を促す仕組みだ。 **■ 京都府の旅程生成AIのプロトタイプ。旅行者の条件を聞き取り、定番と混雑を避けるプランを同時に提案する** ![kyoto travel planner ai.jpg] :::small 画像の出典:[Google]{target=“_blank”} ::: 北海道南富良野町では、町の公式観光情報に加え、Xや観光事業者の発信を参照するAIチャットのプロトタイプを開発している。Webサイトだけでは拾いきれない、その時点の観光情報を質問に応じて届けることを目指す。 京都府の生涯学習サイト「KYO育tv.」には、Geminiを活用したAIコンシェルジュを実装した。利用者の年齢や興味、目的に合わせた学習プログラムを、24時間、対話形式で提案する。 ## 企業同士のマッチングや若手の商談練習にも活用 神奈川県では、企業同士を結びつける「かながわSDGsパートナー制度」のマッチング業務にAIのプロトタイプを導入した。企業の強みやニーズを分析し、相性のよい企業や異業種間の連携候補を提案する。従来は県職員が手作業で行っていた業務の負担軽減と、マッチングの質向上につなげているという。 @[YouTube] 福井県では、繊維や眼鏡などの製造業で、ベテランが持つ商談ノウハウの継承を支援する。顧客役を務めるAIシミュレーターのプロトタイプを構築し、若手が顧客の課題に合わせて自社の技術価値を伝える練習に活用する。 山口県のDX推進拠点「Y-BASE」では、企業への相談対応を支援するプロトタイプを開発した。過去の支援事例などをもとに、AIが類似事例や補助金を特定し、面談時のヒアリングや提案を生成する。年間180件に上るDX相談への対応で、提案の質やスピードのばらつきを減らすことを目指す。 ## 行政情報の検索と食生活支援、職員の人材育成も 島根県美郷町では、町の公式Webサイトをもとに回答と根拠ページを示す、対話型AIと検索基盤のプロトタイプを構築した。大分県でも県のWebサイトを回答の情報源とするAIチャットボットの実証研究を行い、大量のFAQを事前に用意せずに実用的な回答精度を確保したとしている。 広島県では、利用者が質問に答えると、食生活や生活スタイルに応じた結果とアドバイスを提示する「食生活タイプ診断ツール」のプロトタイプを開発している。生成AIで多様な診断コンテンツの作成負担を減らし、県民の健康づくりを支援する。 公開サイトでは、自治体・中央省庁など公共部門向けの「AI Connect アカデミー」も案内している。AIの基礎に加え、公共部門の事例を題材に、実際のAIツールを使った課題解決に取り組む研修で、サイトから問い合わせできる。 :::box [関連記事:Googleと東大松尾研 生成AIモデル実装とAI人材育成で47都道府県の地域課題を解決する取り組みを発表] ::: :::box [関連記事:横浜市とNTT東日本が連携、RAG技術による生成AI実証を実施──選挙・権利擁護・データ活用業務で有効性を検証] ::: :::box [関連記事:東京都、全庁横断「AI戦略」を正式発表──生成AI基盤で都民サービスと業務を“面”展開] :::

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