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2025/11/1 [SAT]
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Anthropic、アジア初の東京オフィスを開設──高市首相とアモデイCEOが会談、AIセーフティ・インスティテュートと協力覚書を締結

米Anthropicは2025年10月29日(現地時間)、アジア太平洋地域で初となる東京オフィスを開設したと[発表]{target=“_blank”}した。 来日した同社の最高経営責任者(CEO)であるダリオ・アモデイ氏は同日、首相官邸で高市早苗総理大臣と会談し、日本政府のAI安全性評価機関「AIセーフティ・インスティテュート(AISI)」との間で、AI評価手法に関する協力覚書(MoC)に署名した。 ## 「安全で信頼できるAI」実現へ──東京をアジア拠点に Anthropicは、東京オフィスをアジア太平洋地域におけるハブ拠点として設立。 公式リリースでは、「日本との協力は、安全で信頼できるAIを世界に広げるための重要な一歩」と位置づけている。 今後は、生成AI「Claude」シリーズの日本市場向け展開に加え、研究者・企業・政策当局との協働も視野に入れるという。 ## 首相官邸で会談──AIの安全性と国際協力を確認 首相官邸の[公式発表]によると、高市早苗総理大臣はアモデイCEOとの会談で、AIの安全性・信頼性・倫理的な活用について意見交換を行った。高市首相は、「安全で信頼性の高いAIの実現に向け、国際的な協力を推進したい」と述べ、日米の官民連携の重要性を強調した。 ## MoC締結でAISIと連携強化──評価手法・基準を共同検討 AISI(AIセーフティ・インスティテュート)は同日付で、「米Anthropic社とMoCを締結した」と[公表]。覚書では、安全性評価、テストベンチ、ベンチマーク策定などの分野で連携を進めることが合意された。AIの透明性や信頼性を担保する技術的評価の共有、国際基準との整合性確保も今後の協議対象となる。 ![1761725759114.jpg] :::small 画像の出典:[AIセーフティ・インスティテュート]{target=“_blank”} ::: Anthropicは、日本を「AI安全研究の中核拠点」と位置づけ、官民・学の協働を進める方針を示している。AISIは国際パートナーとの協力を通じ、AI評価の標準化と透明性の確立を目指す。今回のMoC締結は、AIの安全性をめぐる国際議論のなかで、日米両国が実務レベルの連携を具体化した初の事例となる。 :::box [関連記事:Anthropic、アジア太平洋地域初の拠点を東京に開設——今秋、日本語版「Claude」提供開始へ] ::: :::box [関連記事:Anthropic、日本法人代表に東條英俊氏を任命──東京拠点開設と採用計画も発表] ::: :::box [関連記事:Anthropic、「Claude Skills」を発表──資料を読み込み専門ワークを自動化する新機能] ::: :::box [関連記事:AIシステムの安全性を攻撃者視点で評価――IPAが「レッドチーミング」手法ガイドを公開] ::: :::box [関連記事:日本政府 AIセーフティ・インスティテュート設立へ] :::

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