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2026/7/12 [SUN]
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ChatGPTで不正プログラムを自作か 「バンダイチャンネル」4万6812アカウントを無断退会、高1男子を再逮捕

警視庁サイバー犯罪対策課は2026年7月6日までに、動画配信サービス「バンダイチャンネル」の会員4万6812人分のアカウントを無断で退会処理し、運営会社の業務を妨害したとして、埼玉県所沢市に住む高校1年の男子生徒(15)を偽計業務妨害の疑いで再逮捕した。男子生徒は容疑を認めているという。[読売新聞]などが7月6日に報じた。 ## ChatGPTにプログラムを相談したと供述 報道によると、男子生徒は2025年11月4日午後5時ごろから午後8時46分ごろにかけて、「バンダイチャンネル」を運営するバンダイナムコフィルムワークスのサーバーに、自分のパソコンから虚偽の情報を送信。4万6812件のアカウントを退会処理し、同社の業務を妨害した疑いが持たれている。 男子生徒は事件当時、中学3年生だった。小学4年生ごろからプログラミングを独学し、同サービスの通信内容を解析して、システム上の脆弱性を発見したとみられている。 自分で作ったプログラムについて、対話型生成AI「ChatGPT」に相談しながら完成させたとの趣旨の供述をしているという。運営会社が不審なアクセスを遮断した後も、IPアドレスを変更しながら退会処理を繰り返したと報じられている。 男子生徒は「被害企業に恨みはなかった」と話しているという。警視庁は2026年6月、他人のアカウントにログインしたとして、不正アクセス禁止法違反の疑いで男子生徒を逮捕していた。 ## 全サービスを約6週間停止 バンダイナムコフィルムワークスは2025年11月6日、利用者が意図せず退会させられる障害が発生していると[発表]した。不正アクセスが疑われ、情報漏えいの可能性もあったことから、同日午後11時30分にバンダイチャンネルの全サービスを停止した。 同社は外部の専門機関と調査を進め、システムの安全性向上や再発防止策を実施。約6週間後の12月19日正午に[サービスを再開]した。 停止期間中の利用料金については返金対応を行い、意図せず退会処理された利用者には、サービスの再利用を希望する場合は改めて登録するよう求めた。 ## 最大136万6000件の情報漏えいのおそれ 同社は調査の結果、不正アクセスにより、メールアドレス、ニックネーム、バンダイナムココインの残高、利用者が選択した支払い方法など、最大136万6000件の情報が漏えいした可能性を否定できないとしている。 この数字は、無断で退会処理された4万6812件とは別のもので、不正アクセスによって閲覧された可能性のある情報の最大件数を示している。 ログインパスワードやクレジットカード番号、不正決済に利用できる情報は対象に含まれていない。2025年12月19日の発表時点では、個人情報がインターネット上に公開された事実や、漏えいした可能性のある情報を利用した二次被害は確認されていないとしている。 一方、運営会社は、悪用された脆弱性の種類や詳しい攻撃経路を公表していない。 ## ChatGPTが担った範囲は不明 現時点では、男子生徒がChatGPTに入力した内容や、AIから得た回答、プログラム作成のどの工程で利用したのかは明らかになっていない。 脆弱性の発見や攻撃方法の考案、プログラムの生成、修正、エラーの解消など、ChatGPTが具体的に何を支援したのかも確認されていない。そのため、本件を「ChatGPTが攻撃プログラムを自動生成した事例」と位置づけることはできない。 報道から確認できるのは、男子生徒がプログラムの作成過程でChatGPTに相談したとの趣旨の供述をしている点までである。OpenAIから本件に関する公式発表も確認されていない。 OpenAIは利用ポリシーで、他者のシステムや財産を破壊、侵害する行為や、悪意のあるサイバー活動へのサービス利用を禁止している。 本件の具体的な利用状況とは切り分ける必要があるが、同社は2026年2月に公開した[AI悪用に関する脅威レポート]で、悪意ある利用者はAIだけで活動するのではなく、Webサイトや既存のソフトウェア、各種ツールなどと組み合わせて利用する傾向があると説明している。 :::box [関連記事:OpenAIの年次脅威レポート──AIモデル悪用10件を開示、業界との協調対処を明示] ::: :::box [関連記事:「AIがAIを悪用する時代」──Anthropic、北朝鮮の雇用詐欺からランサムウェアまでClaudeの最新悪用事例を公表] ::: :::box [関連記事:「実行中に書き換える」AIマルウェアを初確認──Google Threat Intelligence Groupが最新レポート、国家支援型も濫用継続] :::

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